東京で学生をしていたころ、ホンダCBX750ホライゾンに乗って、岩手県までソロツーリングをしたのです。
仙台の友人宅から出発したその日、途中から雨になりました。
気仙沼方面に抜けようとしたとき、片側一車線で追い越し禁止の細い道を、先行するダンプに続いて走っていました。
ダンプの後ろですから、車輪が跳ねる泥水をモロにかぶります。
「やだな」と思ったとき、ダンプがスピードを落として左ウインカーを点滅させます。交差点でもないのに。
運転席の窓から手が出てきて、先に行けと合図してくれました。嬉しかったなあ。私はダンプを追い越し、左手を上げて「ありがとう」の気持ちを伝えました。
それから三陸海岸をしばらく走り、どこかで食事をと思っていたとき、ひなびたドライブインが見つかりました。
かっぱを脱いで店内に入ると、まるで田舎の食堂のような店。たしか1000円くらいのホタテ定食を注文したと思います。
出てきた料理にびっくり。貝殻を鍋代わりに、下から固形燃料であぶっているのです。
雨に濡れて冷えた身体に、あの焼きホタテが美味しかったこと。身体は寒かったけど、心が温まる東北路の一人旅でした。
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前置きが長くなったので、本文は短めに。
三陸のホタテとビーフを合わせたら、なんだか美味しそうと感じるカレーを食べてみました。
写真でわかるように、カレーのルーは肉やホタテで一杯です。
どこを食べても口の中に肉とホタテがたっぷり入っている感じ。これは大満足ですね。
ただ、どれがホタテなのかよくわかりません。肉と言われれば肉みたいだし、干したホタテだと言われれば、そうとも思えます。
味、食感とも、私にはホタテと牛肉の区別がつきませんでした。だってカレーにまみれてますから、食材そのものの味って、よくわからないんですよね。
全体からホタテの香りはしてきます。それに量もたっぷりなので、ホタテがわからなくても不満はありません。
辛さは、やや辛めですね。「Spaicyマイルド」って書かれてますけど、これって甘口のこと?
ともあれ、組合せを考えただけでも美味しそうに思えるカレーは、みごとに美味しいカレーになっていました。