2月4日 鴨猟 | 狩猟を一人で始めてみた(ブログ)

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2月4日、出猟

 

出発が朝8時過ぎと少し遅めになってしまった。
いつもの池を回るだけなので、昼前には帰宅するつもりで出発した。

1つ目の池
堤を上り、草の隙間から偵察すると、3羽の鴨を発見。
頭が青っぽい色に見えたので、一瞬マガモか?と思ったが、ちょっと違う。
望遠鏡を取り出し確認すると、ヨシガモのようだ。
画像で見たことはあったが、実物を見るのは初めてだ。



 

ケースを下ろし、銃を取り出す。
距離40m弱、バイポッドを使った伏せ撃ち。
まず外すことはないだろう。
引き金を引くまでに飛ばれなければ大丈夫だ。
小さな池で水面までのアプローチも良く、回収が楽な池なので、今日は9時前に帰宅かな?

この池は隠れるところが少ないので、すでに鴨には見つかっていると思うが、今のところ鴨の動きは無い。

バイポッドを置き、銃を載せる。
ヘッドの中心より少し下にレチクルの中心を合わせる。
水準器を見て銃の水平を確認。
100%中ることを確信して引き金を引く。
 

バン

ヘッドの向こう側に水柱が上がった。

 


 

よし中った
と思ったのだが、驚いた鴨達が元気に飛び上がる。
え~これ外す?
しかし落ち込んでる暇はない。
飛んで行ってしまうと思った鴨は3羽ともすぐ近くに着水した。
よし、もう一度チャンスをもらったぞ。
今度こそ。
しかし、体制を変えなければ、狙えないのだが、大きく動くと鴨に飛ばれそうなので、なかなか狙うまでに至らない。
モタモタしていると、3羽の鴨達が申し合わせたように飛んで行ってしまった。

2つ目の池
ここでも3羽の鴨を発見。
そのうち1羽は青首だ。
この時期にこのあたりのため池で青首に出会えるとは、なんというラッキー。
匍匐で堤の上に登ってバイポッドを置く。
なんとか草の隙間から狙えそうだ。
しかし、距離が60m以上ある。

 


 

少し近づいてきてくれないかと思っていたが、逆に、私に気が付いたのか泳いで逃げ始めた。
これ以上離れたら絶対中らない。
早く撃とう。
泳いでいるので、少し前を狙って。
 

バン


 

バタバタ
 

鴨達は飛んで行ってしまった。(T_T)
まぁ、中るような気がしないで撃ってるので、当然の結果だろう。
あとで動画を確認すると、かなり前方、手前の水面に着弾していた。
距離と、鴨の速度を完全に読み違えていたようだ。

今回の動画を見ると、鴨達は、弾が水面に着弾する前に、飛び立とうとしていた。
おそらく発射音を聞いて反応したのだろう。

70mくらい離れていると、音より弾が0.07秒~0.08秒遅れて到着するはずだが、その時間内で反応したようだ。
陸上のフライングは0.1秒より早く反応した場合らしいけど、人間はそれより早く反応出来ないから、というのが理由だそうだ。
五感を研ぎ澄ませて、スタートの合図を待っている陸上選手でそれだから、日常生活の中でわずか0.07秒の間に反応できる野生の鳥の凄さにただただ驚かされる。
鴨との勝負に負けても当たり前だと思うことにしよう。

3つめの池
ここは、コガモ、ハシビロ、ヒドリがいる池だ。
奥の方まで行けば、たいてい何かの鴨はいる。

池の奥に進んで行くと、予想通りコガモの姿があった。
堤の上以外は草木が茂っており、伏せ撃ちは難しい。
木に依託して立射で撃つしかない。
池の大きさからして、鴨まで約50m。
伏撃ち40mを外しているので、全く自信は無い。
幸い鴨は動いていない。

 


 

レチクルの中心に鴨のヘッドを合わせ、水準器を確認して、引き金をゆっくりと引く。
 

バン
 

弾がヘッドに吸い込まれるのが見えた。
着弾音が聞こえ、その一撃で鴨は動かなくなった。

 


 

よし

周囲を見渡すと、まだ鴨の姿がある。
キンクロのようだ。

コガモだけを捌くのも面倒だ。
海カモは不味いらしいので、これまで狙ったことは無かったが、今日は撃ってみよう。



 

別の依託する木を探して、狙いをつける。
距離は50m前後だからレチクルの中心でヘッドを狙うが、今度は泳いでいる獲物だ。
少しだけ前を狙って引き金を引く。
 

バン
 

命中して羽毛が舞い上がったのが見えたが、鴨は飛ばずにいる。
飛べないようだ。

(その時は、致命傷に近い傷を負わせ飛べなくなったと思っていたが、後で確認すると、ボディ後部をかすめただけだったようだ。)
 

泳いで逃げ始めたので、早く止め矢を撃とう。
しかし、意外に泳ぎが速い。瀕死じゃないの?
こんな速く泳ぐ鴨に中るわけない。と思いながらも発砲。


当然外れ。
驚く鴨。
そして今度は元気に飛んで行ってしまった。
 

致命傷じゃ無かったんかい。