タタタッ


仕事してる私のそばに、出入りのやまちゃんが、ピタッとくっついてきた。


「俺、1日にまた麻雀しに行くわ」


ああそうかい。

夫から聞いてますよ。

「私はメンツにいないよ」

麻雀グループLINEがあって、結構メンバー増えちゃったから、私の出る幕少ない。

「知ってるよー」

なんだかウキウキしている。

楽しんでくれて、卓を買った甲斐があったわ。

「じゃあ、私も4月は参加するわ」


なんて事ない会話して、やまちゃんは去って行く。

ここずっとウチは、土日、殆ど雀荘と化している。

賑やかで良いですね。

私もどこのどなたかが来てるのか、サッパリ分からない。


少し遡った雪深い2月。

麻雀の来客で、車が数台止まる事になるので、雪かきはいつもよりしっかりしておかないとならない。

遊戯中も、外は雪がシンシンと降り続け、来た時と帰る時の様子が全然違う時もある。

「雪かき手伝いますね」

ある時、メンバーの1人の女性が、麻雀休憩中に、家の前を除雪してくれたそうだ。

そして程なくして

「なんか、近所の人が皆、ガン見して来るんだけど!」

と家の中に駆け込んで来たそうだ。

その時は大して気にも留めなかった夫が、私にその出来事を告げる。

私はピピンときた。

「それは、妻じゃない女性が、何故家の前を雪掻きしているのか、と思ったんじゃない?」

私は大笑いした。


そんなに顔が知れ渡るほど、外に出てないけど。

あっ、でも、外で畑作業してる時は、なんだかんだ声をかけに、ご近所さん来ていたな。

視線を感じて顔を上げた時、知らないご婦人が私を見ていて、

「綺麗なお花ですね」

そう、言って下さったり…。

だけど、もうチューリップとかも、散っていて、花なんかなーんもない。

ご婦人は「ハッ」となって、逃げてった。


近所の人は知っている。

窓から、見てるんだ…。

ご近所のミタ。


まわりはそんな感じらしい。