「ちょっとー!
いきなりやるわね、それ!」
先に口を開いたのはまみちゃんの方だった。
「空腹に肉汁で大丈夫?」
紙皿に芋乗せて来てるくせに、私の肉に言及⁉️
「いや…あの…」
こちらのツッコミの前に突っ込まれ、モゴモゴする私。なんだかカウンター喰らった感じ。
「まみちゃんこそ芋じゃん…」
鋭く返す事が出来ず、私は苦笑い。
まみちゃんは、ハンバーガーと、フライドポテトを買って来た。。
人にはやめとけと言ったのに芋とはね。
「お肉は柔らかいうちに食べた方が美味しいし、冷めると固くなるしね」
「もうさ、今日は好きな物食べに来てるんだから、良いわよ」
もう、好きにしな、みたいな事言ってくる。
「私はやっぱり、見た目のバランスは大事かと思って」
芋が、必要不可欠かのように言う。
「まあいいけど」
恐らく、さっきのスイートポテトの話は、なかった事になっているんだな。
それに、きっとお料理もちゃんとするからだよね。
栄誉のバランスについても、私の事気遣っての事だわ。
「よし、私に着いていらっしゃい」
まみちゃんはいつもこんな感じ。
「こうした方が良い」
という意見もしっかりした人。
とか言いながら、しっかり主従関係を作り上げてたりして。
そして何だかんだ言いながら、私も付いていっちゃうのであった。
さて、5丁目に向かいながら、途中で肉まんを買い、頬張りながら(私だけ)歩く。
またしても単品!
まみちゃんは5丁目の看板を見て、次の攻めをうかがっていた。
単品女はフランクフルトに走った。
まみちゃんは
「お肉食べたから、次はお魚かな。あ、お寿司ある。え?肉寿司だって〜」と、お店の前でメニューを見ている。
私の手に握りしめている物は、既につくねに変わっていた。
単品女VSセット女
2人の食べる物は、まったく被る事なく、更に、同じ店にもならなかった。
つづく
