数あるお笑い番組の中で、最も好きなものは、「怪傑えみちゃんねる」であった。(今はクギヅケ)

お笑いのセンスというか、ツボと言うか、グサリと刺さるのである。

「実に面白い!」と、恵美ちゃんを絶賛するが、番組の「スタイル」にも満足しているんだと思う。

恵美ちゃんが主役。

そこなのだ!

それが良い!

男性司会者の番組の、相方の女性は可愛くて、小さい。

そんな事はないかも知れないのに、ひねくれている時は、こんな思いで見ている。

世間の要望と言えばそうなのかもしれないし、私だって美人な女性は好きだ。

ただいつまで経っても、この絵面が多すぎる。

だけど、恵美ちゃんのテレビはイイ!

9割恵美ちゃんが喋って、残りはゲストや、男性司会者。

このようなパワーバランスは、非常に珍しい。

何故こんな事を突然言い出したのか、というと、小学生の頃、学級会の司会者をやらせていただいた時に、相方の男の子ばかり、ベラベラ話していた、という昔の事を思い出したからだ。

彼は、トーク上手ではあるが、私、という存在への配慮がなく、話を振っても来ない。

そこでの私は、ニコニコしてただ、座っていたわけではなく、ムスっとして、つまんなそうにしている。

「2人でやろう」という思いがない事に、不快感を隠さず現していた。

ただ単に、人との絡みが、お上手ではない事をを棚に上げて、いつも、男女の優劣に、猛烈に反抗している。

どうも私は、そこらへんが琴線らしい。

それは今でも態度に出ていて、普通を装おうとしても、出てしまうようである。

つまり、顔に出るタイプ、という事ですね(笑)。

会社では、役職付いているけれど、その上を目指す意思を10年くらい前からハッキリ伝えているのに、なれなかった。

性格の不適正だと言われても仕方ないが、やっぱり女性だからではないのかい?

世の中そんなに上手くいかないわ。

ブツブツ文句ばかりでは、心が真っ黒になる。

考えないようにするためであったかのように、私は走り始めた。

単独で楽しめるランニングに出会い、息を吹き替えした。

自分のペースで、出来るのが良い。

やるもやらないも、自分で決められる。

頑張ったら自分を超えられる。

そうすれば、自分を省みれる。

「山田裕貴くんカッコいい〜!キャー!」

素直に好きなものは好きと言い、嫌いなものは嫌いで良い。(言わないけど)

良い人になったら早死にする。

偉そうな事を時々ほざく私は、だだの命根性が汚いだけの人であった。