今日も天気よく、夜空の月に誘われて、走ってきた。


10キロを少しショートしたけど、1時間12分。

前回と、ペース同じくらいなんだけど、今日は、9キロぐらいで、少し歩いたから、「走っていれば…」のタラレバなんだけど、タイムは伸びたのではないか。

歩いた理由というのも、ランコースに、「野犬?」を発見して、つい立ち止まってしまったからだ。

シルエットは、どう見ても「犬」で、その傍にいるはずの人の姿がない。

どこからか逃げ出してきた犬なのか、まさかと思うけど「野犬」かもしれないと思うと、足がすくんでしまった。

その犬は、だんだんこちらへやってくる。

雪玉使って、応戦態勢に入ろうかとした時、その犬の尻尾に違和感。

「あら!」

それはまさかのキツネであった。

尻尾はフサフサ大きいので、すぐわかる。

チラッとこちらを見ただけで、住宅街の中へ姿を消した。

キツネだと分かってホッとした。だけど、

「るーるるるるるる」

などと言って、手を出したりしない。

私達はキツネとの距離を必ず保っており、触れ合うなんてもってのほか。

キツネさん。山で暮らしてほしいわー。

少しふっくらしてるけど、一体何を食べていたの?

早くお家に帰ってね。

そんな一瞬の出来事に費やした時間は1分ほどなのだけど、ランニング中に出会ったのは初めて。

とは言っても、札幌市内、結構キツネが生息していて、キツネを見ること自体は、そんなに珍しくはない。

見ると可愛いし、コギツネちゃんなどは、ぬいぐるみみたい。

しかし、私達は、キツネには、警戒心を持たなくてはならない。

「るーるるるるるるる」

と言って、キツネに近づける人は、蛍ちゃんだけなのである。