昨日は会社の送別会に参加した。
契約を更新して続ける予定を急遽取りやめて、退職した、勤続38年の社員である。
分からない事を聞ける人3人のうちの1人であった。
なのでとても残念だし、お世話になったので、強引に参加させてもらうことにした。
会は盛り上がった。
その後、何をするのか矢継ぎ早に質問されていて
「犬と戯れる」
と笑顔で言っていた。
やりたい事はこれから考えるだろうし、60歳という年齢なので、まずはきっとゆっくりしたいだろう。
お疲れ様でした。
当社は50代後半の社員が結構多い、と気付かされ、これからどんどん退職者が増えると思われる。
私もその分岐点に差し掛かろうとしているわけで、
その後の道を考えるようになった。
「手に職」
「資格」
自分の経験を生かして出来る事で、資格が後押しとなるのは間違いない。
今年から私は美容師免許取得の為に頑張ろうと思う。会社からの許可は貰えたので「通信」で資格取得にチャレンジする事にした。
私もついに「国家資格」とやらに挑戦するのだ。
送別会の間中、昔話で盛り上がったが、最後お開きにする際、12年相棒を務めていた社員とのハグで、涙をこぼしていた。
良い会だったな。
私は二次会には参加せず帰る事にした。
雪が猛烈に降りしきる。地下鉄で帰ろうと思ったが、たった一駅区間。
「ええい、走って帰ろう」
とお酒が入った足ではあったが、雪を蹴り、軽快である。
しかし、またもや災害級の大雪…
細い細い雪の一本道となっていた。
先程の送別会のシーンを思い出し、色んな事を考える。
シンシンと降る雪は歩く私の身体を冷やし、急に尿意を催した。
ヤバイヤバイ。
ビール沢山飲んじゃった。
途中、トイレを借りる場所なんかない。
「ヒイイイイ」
家を目指して一目散。
雪道走行の最高記録を叩き出し、私はお家のトイレに間に合ったのである。