軽い足取りに、思わずスキップしてしまいたくなる、今夜のランニング。

昨日までに起きていた事件の判決が覆った!

やった!

私は勝ったんだ!

おかしいものはおかしい、と言い分が認められた!

「勝訴」

の文字を掲げて走りたい気分だったが、いつものウインドブレーカー上下を着て走った。

ん?

もう息が上がってきたよ。2キロぐらいで、ヘタレる私。これまでの事に疲弊してしまい、食欲もなかったから、体力が落ちてしまったのか。

風邪はもう殆ど治ったけれど、やはり食事を満足に摂らず、そのまま寝てしまうのは、良くない。

5キロちょうどで本日はおしまい。タイムはまたしても1キロ8分。

疲れてても同じ…もうこのペースが身体に染み込まれたのかしらん。

地獄から天国へと上り詰めた私は、自然に笑顔になる。最近入れたばかりの白い歯が闇に光り、「笑うセールスマン」そのもの。

「フォッハッハッハッハッ」

怪しい笑いが夜空に轟きそう。

そしてその正体は!

ただの普通のサラリーマンなのであった。