夜の気温は急激に下がり、外にいると気持ちいい。
長くいると寒いくらいかな、と思うぐらい。
涼しくなれば走りやすくなるかと思えば、そういうことでもないらしい。
やはり暑い方が体は動くんだな。
汗だくになっても、体が固くならないせいで、長く走れるし、体がスッキリする。気温が下がった今はどうだ。
走り始めは大抵、みんなエンジンがかからない状態だと思うけど、気温が下がった途端、身体が固くなり、なかなか気持ちが乗らない。
走り終わった後、全身がビッショリになる、あの「やりきった感」。
夏の夜のランニングは、充実感があって良かった。
ついこないだのことなのに、もう夏の思い出のように語る。
「ねぇねぇ、マラソンどうだった?お疲れ様!」
「暑かったでしょう?完走出来た?」
結構な人が、先月の北海道マラソンに出た、と勘違いしている。
違います。まだです。
札幌マラソンは10月1日です。
マラソン出る!!と息巻き、私は会う人全員に、吹聴していたが、
「さ.っ.ぽ.ろ.ま.ら.そ.ん」
と、語句を強調していたはず。
それなのに北海道マラソンに出走したと思っている人がたくさんいた。
なんという事でしょう。
何を隠そう、私も札幌マラソンの存在をずっと知らなかった1人である。
聞いたことはあったかもしれない。
だけど、去年マラソンを始めた時に、「出てみたら?」言われて初めて、秋に市内を走る大会だというのを知った。
「へー」
巷でマラソンの大会がこんなに開催されているなんて…世の中の人は結構走ることが好きなんだな。結構物好きだな。
走り始めた時は、「大会に出場」などと考えもしなかったので、まだまだアッチの人間だった。
だから北海道マラソン=札幌マラソンという風になっても仕方がない。
だって世の中にそんなにマラソン大会があるなんて知らないのだから.。
物事は「続ける」事によって、いきなり「出来る」ようになる。
ちょっと大会に出たぐらいで、もう「ランナー面」している。
初出場の札幌マラソンも、何回も走った人のように、コースの説明なんかして、偉そうにしている。
たかだか10キロを「フガフガ」言いながら走っているくせに、もうベテラン気取り。
もう完全に「コッチ」の人間だと思っている。
なにかの折に趣味を書く欄があれば、絶対に「マラソン」と書いて、得意になっているに違いない。