9月24日、金曜日。31日目。

昨日、コロナ禍での面会という、特別な配慮をいただき、夫と会う事が出来た。先生には、まだ余談を許さない状況だと、言われたけれど、体の一部に不十分さが残っても、生きていてくれたらいい。

肺の爪痕が相当酷いので、慢性肺疾患者確定となる。

どういう障害が残るのか。巷で囁かれている後遺症も心配だ。

相変わらず、ゾンビみたいな話し方だし、ただでさえ滑舌が悪いのに、どこへ行くにも「私」という通訳がいるかも。

一ヶ月近く入浴出来てない夫の身体は、垢で真っ黒。酷くはないが、臭かった。

生きてこその証であり、洗えば良いだけの話。

「手がうまそうなジャムパンか、クリームパンのようだ」

夫が、自分の手を撮影してきた。

そうかな…。

私にはしっかり手に見えるけど(笑)。