9月18日土曜日。25日目。
今日はお休みで、昨日アポイント取ったフードバンク団体に向かう。
「ここを押してください」と書かれたインターホンを押して、待っていた。
女性が一人出て来てくれた。
「あのう…昨日お電話致しました采田です。」
「ああ!お待ちしてました!」
優しい口調で話す女性の案内で、中に入ると、数人の方が作業しておられた。
通された室内は10畳ぐらいのスペースか。椅子と机があり、私は案内してくれた女性と対面で座る。
寄付にあたり、必要書類に記入する。規約もあって、それらに同意してから署名もした。
寄付は寄付なんだけど、元はいただいたもの。生粋の善意とは言い難かったので、その点は、お詫びした。いただいた物は、コロナ感染者の支援物資。食べきれないから、持って来たのでは、要らないから引き取って欲しいみたいにも聞こえる。それなのに
「あなたは大丈夫ですか?」
と、その方はおっしゃった。
コロナ感染で、大変な思いをした、私の気持ちを汲んで下さっている。
そんな言葉が出ることに私はとても驚いた。辛い気持ちが蘇り、顔が歪むのが分かった。その表情を見て、
「大変でしたね。ご主人、きっと大丈夫ですよ」
辛い心情に寄り添う気持ちが、とても有り難い。そんな、相手を思いやる気持ちがある方々が運営している団体なのだから、間違いない。
「これきりにならないように応援したいです」
そう伝えて帰ってきた。
必ず、支援の継続をしよう。
生きるための食事ではなく、楽しい食卓が当たり前になりますように。
その時いただいた、手作りコースター