うーん、凄い試合だったねー、昨日の天皇杯決勝。

(だったら昨日書いてくれない?)

昨日書けなかったから今書いてるんだけど、それが何か~?

(いえ...)

 

いやー、しかし凄い試合でした!

甲府の優勝が決まった瞬間、カバさんは...カバさんは...

(またうるうるしたのか)

いえ、じわじわしました。

(はぁ?)

勝利決定の瞬間、涙がじわーっと。

うるうるを越えてじわじわーっと。じわじわ...じわわ~

(チワワ?)

ええ、目からチワワが滲み出て...きたら恐過ぎだろうが!

(...)

 

何はともあれ甲府の皆さん、おめでとうございます。

広島も頑張ったんだけどねぇ。

というか、さすがに決勝は広島が勝つ可能性の方が高いのではと、見る前は予想してたんだけど。

準決の広島がなかなか凄かったし。

試合展開見てても、ボールポゼッション率はどう見ても圧倒的に広島の方が高くてハーフピッチの攻防が長かったし。

(だからまた判官びいきで甲府の応援を?)

ん-、最初は別にどっちでもいいかなと思ったんだけど。

 

なんか甲府ってひたむきで。

準々決勝と準決勝も見たけど、なんか勢いが凄かったからもしかして、というのもあって。

 

ただ後半一時的にとはいえ、たった1点を守りに入る時間帯が結構続いたと思う。

それ見てたら急に冷めてしまってね。

(...)

相変わらずボール支配率は圧倒的に広島だし。

いや前半以上か。

実力的にはやはり広島が勝つ方が理に適ってるような気がしてきて、じゃあ広島が勝てば?と思いました。

(極端な奴...)

 

ああいう戦い方嫌いやねん。

レッドイーグルスみたいのが好きやねん。

何点取ろうが手を緩めることなく攻め続ける。

(いや甲府は手を緩めたわけではなく...)

まぁね、防戦で手いっぱいだったからというのもあるとは思うけど。

(そうそう)

でも嫌いやねん。

(...)

たった1点しかとってないのに、それで守りに入るってさ。

(サッカーは点が入りにくいんです)

アイスホッケーだってバカスカ点が入る競技じゃないわい!

1点試合だってある。

でもさ、姿勢が違うのよ、姿勢が。

 

まぁ甲府にはカビ頭がいたから、時折怒涛の個人攻撃見せてカッコついてたけど。

(カビ頭?)

それでゴールを脅かされることもあると広島に印象付けられたのは効果あったと思う。

でもあれはチームの力というより個人の突出した突破力によるもの。

つまりカビ頭1人がいたかいないかでも随分と違ったのではと思う。

凄い選手だねー。

 

頭のカビは何とかして欲しいけど。

(いやカビでなく上だけ白っぽくしてるだけで)

だったらせめて金色とかにしてよ。

いや染める(?)箇所をもう少し考えて欲しい。

今のままだとチョコレート菓子か何かにカビが生えてるみたいに見える。

(...)

どいういうセンスしてるんだろう?

プレーは凄いがファッションセンスの酷さも凄い。

(...)

 

試合の方に戻りましょう。

後半の終盤、広島が同点ゴールを入れた時は「やっぱり広島が勝つのかな?」となりました。

長い時間帯勝ってたのに終盤に同点に追いつかれるって精神的なダメージが結構あると思う。

それでも必死に守り、そしてまた攻めの姿勢も取り戻したの見て、「やっぱり甲府頑張れ」に変わりました。

(コロコロ変わる奴...)

まぁ振出しに戻ったんだから、これでも防戦一方だったら「天皇杯なんて出てくるなよ」というところですが。

(...)

 

でも劇的だったなぁ!

甲府一筋20年のベテラン山本が入って割とすぐ、ハンドをとられて絶体絶命のピンチを招いてしまい、それを河田のスーパーセーブで凌いで、最後のPK戦はその山本が5本目を決めて優勝。

うーん、ドラマだ...

 

あんなスーパーセーブ見せられたら、「甲府は河田の為にも絶対勝て!」となってしまいます。うるうる

(↑早くもここでうるうるしていた)

河田がPK戦4本目を止めた時もうるうるしました。うるうる

そしてキッカーとして最後に登場したのが山本。

これは絶対入れるだろうな、と思いました。

ピンチを救ってくれた河田に報いるにはここしかない!という場面でしたから。

でも本当にそうなったら...じわーっ...じわじわ...じわわー

(チワワになったと)

キャンキャン、ワォーン♪

...何をやらせる!

 

ただ冷静になってから考えるとやっぱりなんかおかしい。

(は?)

サッカーって...何?

(サッカーが何かすらわからなくなったのか...)

うん。

(早くも認知症に...)

ちゃうわ!

(チャウチャウ?チワワじゃなく?)

意味が違うっつーとるんじゃ。

 

広島は現在J1で3位、甲府はJ2で18位。

それでこの結果?

ジャイアントキリングだのドラマだのと言えば聞こえはいいが、J1とかJ2とかの区分けは一体何なのか?

いや実際、実力は広島の方があるのだろう。

見ていてもそんな気はした。

 

じゃあどうして甲府が勝ったかというと...

カビ頭や河田の個人技の他に、この大会でのチームの勢いと何より気合が凄かったと思う。

それにほんの少しの運ということだろうか?

 

甲府の試合は準々決勝・準決勝も見たが、どちらも途中で甲府が勝つだろうと予想できた。

気持ちの入り方が全然違うのだ。

J1チームはリーグ戦の方を重視しているケースが多いらしい。

だからベストメンバーを組まない場合も多々あるとか。

(だから甲府が勝ってきたというのか?)

うーん、そこなんだよね。

準決までは気持ちと勢いで相手に優っていたから、甲府が勝つ気がしたが、決勝の広島は本気だった。

でも負けた。

だから余計変な気がしてしまうのだ。

 

ただ、河田や山本のこの大会にかける思いは相当だったと思う。

私は精神論・根性論は嫌いだが、サッカーの場合、実力より気合で何とかなる面が大きいような気がする

最後の山本のPK戦ゴールも、だから蹴る前から何とかなりそうな気がしたのだろう。


でもそれって、実力が反映されにくい競技ということにもなる。

なんか変...

そんなサッカーって...何...?

(と考える君の頭は何?)

カビ生えてないよ?

(...)

 

例えばバレーでV1の5位チームとV2の5位チームが対戦したとしたら...

今回の天皇杯決勝よりは順位的には僅差な筈だが、絶対にV1の方が勝つ。絶対にだ。

(勝負に絶対は...ないんだよ~?)

それでも99%の確率でV1チームが勝つ。

 

例えV1チームの調子が悪く、V2チームが絶好調で気持ちの上でも優っていたとしてもだ。

そのくらい実力差が反映される。

技術・身体能力・連携・その他諸々が不足のままでいくら気持ちで勝っていようと、それで何とかなるほど甘くない。

 

断言しよう!V2の5位チームはV1の5位チームに勝てない!実力をつけて這い上がるしかない!

「...」(←V2で5位だったチーム)

ちょっと!それって、サフィルヴァ北海道じゃないの。失礼な。

(おまえだ)

だから例え話だってば。

今季のサフィルヴァはちょっと違うよ~。くっふふふふ

(何なんだ...)

 

今大会では本当に甲府が勝ってよかったと思うし、実際優勝の瞬間チワワになるほど応援していたわけだが、サッカーってなんか変だなーと思ってしまうのだ。

ジャイアントキリングのドラマが見たい人にはその方がいいのかもしれないし、個人によって好みが分かれるとは思う。

でもそうしょっちゅう奇跡が起きていては最早奇跡ではないし、ドラマ性も薄れるんじゃないのかな?

偶然性にも左右され易いし。

 

私個人としては、結果がドラマティックである以上に試合そのものがドラマティックな方が嬉しいし、実力差が反映され易く、着実に実力をつけたチームや選手が報われる競技の方が気持ちがよいと思ってしまうのだ。

競技自体がそうでも必ずしも実力をつけた選手が報われるとは限らない代表というのもあるけど。

(...)