前回銀坊やのSPを絶賛したわけですが。

(注:宇野昌磨選手のことです)

はい!あんまり可愛いので坊やと呼びたくなります。

(...そうか!わかったぞ!)

は?

(宇野君が可愛いから気に入ったんだな!)

...

 

あのな、うさぎさん。

(何だい?カバさん)

私の普段の趣味から言ったら、逆になると思わないか?

(そういえば...)

東北出身の涼しい顔と南国出身の暑苦し目の顔。

(↑名古屋を南国と思っている)

関東も南国と思っております。

(...)

だがあの深遠な世界の前には南国だろうと顔が暑苦しかろうと!

(↑暑苦しい顔がとっても苦手)

 

といいますか、実は宇野君の顔は別に暑苦しいとは思わなくなっております。

(おお!)

確かに興味なかった頃は暑苦しそうな顔だなぁとは思ってたんですが。

何と言ってもスマホで見る新聞記事のちまちました画像でしか知りませんでしたから。

よく見てもいなかったし。

暑苦しそうだなーと思った時点でよく見たくもなかったし。

(...)

 

だがよく見てみると...

何と愛らしい...!

あれは可愛い!ひたすら可愛い!

と今は思います。

(あのー、もしかして...)

もしかして?

(またビフォーアフタを発症していませんでしょうか?)

うーん、そうなのかな?

演奏家では多々あれど、音楽以外で発症したことはないのだが。

(↑演奏がとことん気に入った場合、演奏のビフォーアフタでその演奏家の顔に対する見方がガラリと変わる)

典型例がアルミンクさんですが。

(あの豹変ぶりは凄かった...)

いやそれほどでも。

あちらは元々涼しい顔ですし。

(↑最初は鼻の穴しか見ていなかったので、涼しいかどうかもわかってはいなかった)

...そこまでばらすことないだろうが。

 

今回もそのケースなのか、それともよく見てなかったのがよく見たら、なのか...

どうもよくわからないなぁ。

ただ言えるのは...

発症しているとしたら、視覚芸術においては初めてのことだということ。

あの高橋氏ですら顔は暑苦しいままに見えたものなぁ。

「...」(←高橋氏)

 

でも宇野君は本当に、物凄く!可愛いと思うけどな。

まだあどけない感じだからかな?

身長には恵まれなかった宇野君だけど、容姿には随分と恵まれていると思う。

フィギュアをやる上でもあの容姿は恵まれているよね。

 

近年フィギュアはアジア勢が優勢のようで、特に男子は日本の2人を含めて有力選手の大半がアジア系ではないかと思われるほど。

だが...

こういっては何だが、似合わないのだ。

(は?)

氷上で踊るという洋風な形式自体がどうにもアジア顔とそぐわない。

これは顔の良し悪しというより、顔の造りの向き不向きと関連すると思うのだが。

(顔の造りの...向き不向き?)

例えば武道関連ならアジア顔の方が締まりがあって似合うのではないか?と思うので。

だが逆にフィギュアは似合わない。

 

更にキラキラ衣装が拍車をかける!

(...)

とことん似合わない!

頼むから顔だけ変えてきてくれー!と言いたくなるのが多いのもフィギュアを見たくない理由の一つかもしれない。

(...何か失礼な奴だなぁ)

 

そんな中で日本の2人はかなり恵まれていると思う。

金坊主の方はあまりにも純和風だが、かなり整っている上、あまりにも優男風なので、武道より寧ろフィギュアの方が似合っているだろう。

純和風の顔に慣れていない人にはもしかしたら不細工と見られかねない可能性はあるが、それを逆手に取って、フリーでは日本的な曲に平安貴族の装束を応用したような衣装という、あの顔ならではの演出だった。

作戦勝ちというか。

 

宇野君は同じ作戦は絶対取らない方がいいね。

寧ろ純和風は全然!似合わないだろう。

もっと無国籍な愛らしい顔立ちだから、フィギュアがそのままで十分似合う。

キラキラ衣装もひらひら衣装も見ていて抵抗ない。

そういう意味では凄く恵まれていると思う。

か、かわいーなー♪

(それで今日は何が言いたいので?)

はっ、また脱線してしまった...

 

えーと、話を元に戻しましょう。

前回書いたように、私自身は宇野君ほど崇高で深遠な何かを持ったスケーターはいないとあのSP見て確信したが、誤解しないで欲しいのは、それは私が芸術重視で捉えてしまうからで、フィギュアとしてもっとスコアが伸びて然るべきだったというのとは全く違うということ。

いや先に見た金坊主のスコアを基準にするならもっと伸びて然るべきだったとは思うけど。

それは金坊主の方のスコアが不相応なまでに伸びすぎた為で。

(↑今日も棘あるカバ太郎)

 

だってフィギュアは芸術ではないから。

(↑どんどん棘を増す)

芸術もクソもないようなのばかりが審判としか思えないし。

(...)

いやクソみたいな審判ばかりというべきか。

(し、審判の皆さん...)

何しろ知名度や人気で採点が左右されるんだから。

 

最初に宇野君のSP見た時は感動しまくって、金坊主より高くなければおかしいと思ったのは事実だが、何度も見てみると、細かい所での細かいミスが多く、それが流れを一瞬だが止めてしまっている個所が結構ある。

私としては、あの深い芸術性の前にはそんなことどうでもいいが、フィギュアという競技の採点上、そういうところで引かれていくのだろうな、と。

 

逆に難度を落としていた金坊主の方はミスもないようで、終始流れていたから。けっ

(...)

その分高くなるのは致し方ないとは思いました。けっ

だってこれは芸術ではなくフィギュアだから。けっ

(...流れを損なうというのは、芸術上もマイナスなのではないでしょうか?)

あの深遠な世界の前にミスが何だというのだ!

(...)

演奏だって、無難なノーミス演奏よりミスがあっても音と演奏に"何か"がある方が、余程価値が高い。

と私は思う。というかそちらに惹かれる。

 

というのは芸術では通っても、フィギュアでは通らない。けっ

(...)

いや芸術でも日本では無難なノーミスの方が通り易いのではないか?

少なくとも音楽に関して昔はその傾向が強かったと思う。

名前に拍手するバカは今でも多いし。

(↑棘だらけのカバ太郎)

 

それがフィギュアともなれば、ミスで流れが滞る=芸術的にマイナス、程度にしか採点できないようなのばかりなのだろう、どうせ。けっ

(...)

ミスなしの方がいいならあの金坊主のように難度落としてでも無難な方を選ぶ選手の方が多くなるだろう。

 

その分、演技後しつこいほどに客席を盛り上げれば加点も計算できるとあって、それを実践する奴も出てくる。

(...)

尤もこの手はスター選手に限られるが。

その分効果も高い。

 

それで「競技」かい!けっ

だからどっちつかずというんだよ。けっ

(あの、怪我を押しての出場ですから...)

だから何だ?

(えーと...)

 

怪我を押しての出場は金坊主だけではない。

直前ではないがもっともっと深刻な状態だったおもち君だって、また正に直前にろっ骨を骨折した複合の渡部暁斗君だって!

渡部君なんて骨折状態のまま参加したのではないか?

ひぇぇぇ!痛そう...

それでも「私は怪我を押しての出場ですから加点して下さい」などとは言わない。

(羽生選手も言ってませんが)

言ってはいないが同様の効果を生むパフォーマンスを見せたのは事実だろうが!

(えーと...ファンの皆さん、これはカバ太郎の主観ですので)

2人とも、黙って黙々と競技に参加した。

だからその前後になるまで怪我のことすら知らなかった。

そもそもあの金坊主ほど怪我のことで騒がれてなかったということ。

勿論、メディアの偏った扱いにもよるとは思うが。

 

演技後の盛り上げパフォーマンスが本人の発案なのかコーチの指示によるものかは知らないが、そういうアンフェアな手で加点を狙うような奴は大嫌いだ!!!

と先日フィギュアの話が出た際言ったらば、「でもルールで禁止していない以上、それも作戦としてありだと思う」と言われた。

わかってるわい、そんなこと。

だから「いい悪い」ではなく「嫌いだ!」と言ったんだ。

 

確かにそういう見方もできる。

ルール違反をしたわけではない。

きれいに勝とうが汚く勝とうが勝ちは勝ち。勝てば官軍。

どうせそんな「些細な」ことはみんなすぐ忘れるし、残るのは記録だけ。

加点の可能性だけでなく、次に控える有力な金候補を潰す効果まで期待できる、となればやらない手はないと?

それが勝負の世界?

 

でもさ、貴乃花親方がそれを見たら、「こういう奴には横綱の資格はない」と思うのじゃないかなー?

(ええ?!羽生選手はスケート引退後角界に進出を?)

するわけないだろうが、あのフェミニン小僧が。

(フェミニン小僧?)

例え話をしてるんだ。

 

断っておくが私は一連の不祥事に関する貴乃花親方の対応はまるで理解できない。

角界の浄化を狙っているならそれをもっと説明する必要があるし、賛同者を募って動けばいいものを、それをしている気配もなさそうに見える。

 

ただあの親方は品格ある美しい相撲を守りたいという思いが強いらしいとは感じる。

そういう人があのパフォーマンスやろうのやり方を見たら、「横綱として相応しくない」と思うだろう。

(羽生選手は横綱になるつもりはないと思いますが)

でもフィギュアの「絶対王者」とか言われてるそうじゃないの。

それは横綱に匹敵するものではないのか?

 

随分と姑息でさもしい"絶対王者"だぜ。

実力と実力だけで勝負してこそ王者じゃないのか?

次の選手のことを考えて早めにリンクから降りた宇野君の振舞こそ王者に相応しい。

あまりに対照的だ。

 

恥ずかしくないのかな?

これからまた4年もの間いい思いができるとなれば、そんなことどうでもいいか...

(ファ、ファンの皆さーん...)

 

「右足首(の故障)に感謝したい」と言ったそうだが。

それで感動してる方もおめでたいが。

(...)

そういう感動を呼ぶと分かってて言ってんだよ、ああいう奴は。

 

でもある意味本当にその通りだな。けっ

そのおかげで一切の責任を負うことなく、自分のことだけ!に専念できただけでなく、プレッシャーからも解放された。

金を取れなくても「怪我に泣かされた悲劇のヒーロー」。

取れれば「怪我を押して2連覇を成し遂げた」偉大なヒーロー。

どっちに転んでもヒーローだから、精神的には随分と楽だったろう。

ああ、めでたい。

(...)

 

更にはSPで不相応なまでに高いスコアを達成してぶっちぎりになっていたから、精神的な余裕が更に増し、フリーに集中できた。けっ

(それでも怪我を押しての出場なんですー!)

痛み止め飲んでたそうだから、競技中は影響なかったんじゃないの?

2ヵ月リンクから離れてたから勘を戻すのは大変だったとは思うし、その点はご苦労様と思うけどさ。けっ

(...)

 

ついでに言うと、何かやたらと親切な奴で通ってるらしいけど、ああいう奴は"見える"親切には腐心するタイプだ。

(あ、あの...)

他者の目があるところではいくらでも親切に振る舞うだろう。

見えるところでは!

(決めつけるな)

そういう奴だからこそ、ああいう姑息な手を使えるんだよ!

私はそういう裏表やろうが!何より!!大っ嫌いなんだ!!!

(み、皆さん、このサルは非常に!好き嫌いが激しいので...)

 

宇野君の、次の滑走選手への、他者からは"見えない"(気付かれない)、または非常に見えにくい思いやりとあまりに対照的だ。

あれに気付けたのはたまたまインタビューで聞かれたから。

それがなかったら、わざわざ自分からは話さなかったろうし、誰にも気付かれないまま終わったろう。

 

本当の意味での思いやりにあふれる、人として大切なもの、人としての品性を備えているのは、一見いつもぼーっとして助けられているだけのように見える宇野君の方なのだ。

 

そして...

そういうのって演技に滲み出るんだよ。

気を付けた方がいいよ、クソ坊主。

(...)

 

実際、宇野君の崇高で深いSPの後は同じくらいリンクに留まって観客にアピールするべきとすら思ったのだ。

(それはあなたの趣味が偏っているから)

なのに、あの金坊主にはここまで苛立ったのも、結局、そのパフォーマンス以前に、演技自体からも何かしらそういう匂いを感じたからではないのかな?

 

例えば私はクラシックの手作りテープ(90分)を100本位持っているが、その中にブーニンの演奏も何曲か収めてある。

北欧ではどうしようもないコンサートしかなかったから、その100本中お気に入りの曲の入ったテープを何度も何度も繰り返し聴いていたものだが。

ある時、ブーニンの演奏を聴いた後いつも少しイライラしている自分に気が付いた。

曲はショパンの短調ものばかりだったから好きな筈なのに。

そうして初めて気付いたのだ。

そのイライラの元が彼の奏でる音と演奏にあることに。

 

そういえば物凄く神経質な人で、インタビュー中も終始膝を小刻みに揺らしながら忙しなくタバコを吸い続けていた、というのをもうずーっと昔読んだことがあるのを思い出した。

多分それが演奏にも出ているのだろうと納得がいったものだった。

貧乏揺すり風の演奏されちゃイライラもするわな。

(...)

 

神経質な人でも、それ故か、凄く繊細で美しい音作りをする場合もあるのだけど。

アルミンクさんなんかこっちの方だね。

でもブーニンのはそういう繊細さはまるでなく、ただ苛立たしい音だった。

 

以来、そのテープは1度も聴いていない。

本当にもうずーっと昔のことなので、今はもう音も演奏も違うかもしれないけど、聴く気にはなれないなぁ。

 

同様に、この金坊主のSPにも何かしら私を苛立たせるものがあったのかも、と後日見てみたら...

もっと単純だった。

とにかくエラそうなのだ。

特に後半。

 

前半はまだ多少の不安と自分の悲劇的(?)状況に酔っている段階で、これは素直に美しいと思う。

(とても素直な書き方とは思えないが...)

スケーティングは抜群だから、その美しさで人としての卑しさもカバーして、割とエレガントにも見える。

(えーと...)

 

だがその後どんどん増長していくのだ。

(増長?)

それはそれで何も感じさせないその他大勢よりは見応えあるが、確かにこれは見ていて気分が悪い。

あれ見た後あのパフォーマンスではムカムカして当然だわなぁ、と妙に納得してしまった。

 

そして、それがもっと如実に表れていたのが安心して臨んだフリーの方だったのだよ。

だからこちらの方がSPより更に見応えがあった、ある意味では。

(...)

 

じゃ、今日はこの辺で。

(大丈夫かな...?)

何が?

(ファンに殺されるぞ、おまえ)

私だって今回見るまではそんな風に思ってなかったさ。

それどころかSPの演技前、リンクに立てなかった2ヵ月間も前向きに捉えていたという話が紹介されて、「ああ、さすがだなぁ。頑張って欲しいなぁ」と思ったくらいだ。

(今は?)

吐き気がする!

(ファ、ファンの皆さん、この通り極端なんです...ほっといてやって下さい)

ほっとくな。

(は?)

ああいう奴を野放しにしておいていいのか?

(何もそこまで言わんでも...)