今日は久しぶりにイングヴェイのCryingを聴きました。ひたひた...

(ひたひた?)

美しく悲しいMemoriesを聴いたらCryingも聴きたくなりましてね。

 

はーっ、やっぱりあれも美しいなぁ。ひたひた...

主旋律も勿論美しいのだけど、バックに流れるもの哀しい通奏がまた美しく...ひたひた...

それだけでも浸ってしまいます。ひたひた...

(もしかして...)

もしかして?

(今晩のおかずはまたほうれんそうのおひたしか?)

...せっかく浸ってるのに!

 

どうして雰囲気をぶち壊しにするんだ!

(いつまで浸ってるつもりなんだ!)

うっ...辛いにところへもってMemories、Cryingと続けて聴いてしまったものだから、文字通り泣きたくなってるのにこの言われよう。

(聴かなきゃいいだろうが)

ああいうのが好きなのだ!

うう、泣ける...ひたひた...

(ひたひた泣かないでくれる?)

 

そうして気が付けば...既に12月。ひたひた...

ケーキの注文を忘れた時点で既に12月です)

気付けばクリスマスももうそこまでひたひたと...

(...クリスマスってひたひたと近付いてくるものなのか?)

ケーキの予約もできずに過ごすクリスマスが...

(だから今からでも注文すりゃいいだろうが)

嫌じゃ!

作戦変更したのだ。

(作戦?)

 

セイコーマートも予約分しか作らないということではあるまい。

当日飛び込みで買う人用も多少は作る筈。

(そちらの方が高いですが?)

フッ、読みが甘いよ。

イブが過ぎたら余った分をショートに切り分けてバラで売るかもしれない。

別に2人分食べる必要はないのだし、それならもっと安く、おいしいケーキが食べられる...かもしれない。

(おお!何という深読み!)

フッ、だろう?

(あまりにせこいが)

ホットケ。

これならもしかしたらミルフィーユの方と1カットずつ両方味わえるかもしれないし。くっふふふ...

ああ、どうか余りが出ますように。

「...」(←セイコーマート)

 

しかし本当に美しいなぁ、イングヴェイのあの手の曲は。

(Dreamingはどうした)

あれも好きだし、何度聴いてもあの通奏には泣かされるが、ヴォーカルがやや邪魔だ。

(...イングヴェイの歴代ヴォーカルの中で最高とか言ってなかったか?)

えーと...何度も聴いた結果その...何といいますか...

声はやっぱり好きな方なんだけどね。

 

まぁそれについてはまたイングヴェイシリーズでOdyssey書く時にしましょう。

(3年後か)

は?

(今のペースで行くとそうなるだろうが)

えーと...

 

確かに今年やっと1stのRising Forceを書き終わって、次のMarching Outも書く筈が...えーと...

(1st書き終えたの半年以上も...前だよ~?)

えーと...

Marching Outの後アルカトラスの方も書こうと思ってるんだけど。

(じゃあOdysseyは...4年後だ...ね~?)

えーと...

そこまで悠長にしてるつもりはないのだが。

とりあえずいつ書くか約束はしないでおこう。

(...)

 

まずはイングヴェイと同じくらい泣かされるポリャおじさんの完結編!

 

同じくらい泣かされるとは言っても...かなり違うのだけど。

イングヴェイの一連のものは本当に悲しい。

悲しみで聴く者を揺さぶる曲と演奏ばかりだ。

それが何処から来ていたのか未だによくわからないけど、あれだけ人を動かせるのは本当に凄い!

 

対するポリャおじさんのは...

何と言うべきなんだろう?

温かさに泣かされる?

うーん、それだけかな?

あそこまで染み入ってくる何か...

 

ああ、もどかしい!

再生できるものなら何度でも聴き返せるのに。

(今頃書くからそうなるんです)

えーと...

確かにクラシックの場合生ものだから急がないといけないなぁ。

あれほどの演奏を十分に書き留めておけなかったのは痛恨の極み。

感動だけなら書き留めてあるんだが。

(わけわからないんだよ、あれじゃ)

だから詳細は後からと思っていたら...

(↑後になりすぎて具体的なことは思い出せなくなった)

うう...

 

それでも何とか思い出しながら行きましょう。

いよいよ第3部!

お待ちかねの「悲愴」です。

ああ、じじさまを思い出すなぁ。

同じ曲目ばかりだものなぁ。

特にこの6番はもう一生かけても聴けないような凄い演奏だったから。

さすがのポリャちゃんもあそこまでは...

などと思いつつもやはり期待は大きく...

 

そしてその期待をも上回る演奏が...うう...

第2部の5番があまりに素晴らしかったので、あれを超える演奏を聴けるのか?との思いすらあったほどだが...

やはり最後を飾るに相応しいのはこの6番だった!

と冒頭部が始まっただけで確信するほど惹きこまれました。

 

ほんに涙出そう。ううう...うるうるふるふる...

(じじさまを越えたか?)

いんや、あまりに違い過ぎてどちらがどちらを超えるなんて、軽薄な言い方はできない。

(5番の第2楽章でアルミンクさんを越えたと書いてたが)

それは越えられる程度の演奏だったということだよ、王子様。

「...」(←アルミンクさん)

あれだって素晴らしかったけどね。

肝心要のロシアの心が入ってないままだったのだから、どちらもロシア魂で迫ってくるじじさまとポリャちゃんのチャイコフスキーに叶う筈がないのだよ。

 

ただその違いを言うなら...

じじさまの方が悲しく絶望の色が濃い。

特に最後の悲愴な楽章でのそれはもう本当に悲惨なまでに悲愴だった。

絶望の底なし沼に突き落とされるかのような...

しばらく立ち直れないほどだったものなぁ。

ああいう悲愴を聴くことはもうないだろう。

じじさまが振るのでない限り。

また聴きたい...ふるふるふる...

(↑落ち込みたがる変態)

それほどの演奏を聴きたいというのです!

 

対してポリャちゃんのは...

やっぱりあったかーいのだ。

悲愴なんだけど何処か温かい。

その温かさが沁みてきて...ふるふるふる...

ケンさんもそうでしたが?)

そういうのとも違うんだなぁ。

どこがどう違うのか、言葉で言えるものではないのだけど。

陳腐になってしまうが敢えて言うなら...

ケンさんのは遠くから優しく手を差し伸べる感じ...かな?

対してポリャおじさんのは...あったかーく包み込むような...

深くあったかーい何かがある。

 

こういった指揮の違いって、多分それぞれの指揮者の人となりとか人生とも重なるんだろうね。

ということは...

じじさまは相当に悲惨な体験をしてきたのかしら?

早くから成功して高名だったようだけど、やはり旧ソ連時代を経験しているから?

 

ポリャおじさんは...

凄ーくあったかい人なのだろうね。

それがこの悲愴な曲ですら滲み出ている。

「私は冷たい人間だと?」(←じじさま)

そんなこと言ってませんて!

冷たい人間にあれだけの指揮ができますか!

 

どちらの悲愴も他の誰にも真似できない、物凄く濃くて深い、印象的な悲愴でした。

 

ただ1つだけ今回のポリャおじさんに分があったとすれば...

それはオケでしょう。

じじさまが振った読響も勿論素晴らしい演奏をしてくれたけども。

何といっても今回曲、指揮者、オケすべてがロシアの三位一体!

そういえばやっぱり涙出そうになった玉虫君のPコン3も三位一体にロシアのソリストが加わっての凄いロシア演奏だった。

やっぱりロシアには叶わないなぁ。

 

と、文字通り半泣き状態での終演でした。

ぶぁしぶぁしぶぁし!!!いててて

(↑故障で手が痛いのに渾身の拍手をするサル)

私だって気を付けた方がいいとはわかってはいたが。

あれほどの演奏を聴いた後ではせずにはいられないというか、手が言うことを聞かないというか。ぶぁしぶぁしぶぁし!!!いていていて

(↑手が勝手に動く妖怪)

ぶぁしぶぁしぶぁし!!!

 

席立った後も涙出そうで、ハンカチ持って歩いてたら「あれ?カバさん?」

...へ?...誰か呼んだ?

と振り返っても知ってる顔はない。

...聴き違いかな?

とほやーっとしてたら「カバさんでしょ?キタラボランティアの」

ああ!そういえばこんなおじさんがいたっけ。

(...)

女性は大体顔覚えたと思うのだけど、男性は全然わからんなぁ。

「ああ、どうもどうも」(←名前を知らない)

それから「いやー、良かったですねぇ」などと話しながら下までご一緒しましたが。

できれば1人で余韻に浸りながら歩きたかった。

(こら!)

 

それから有料のプログラムを買いまして。

(ええ?!貧しいカバ太郎が?)

この日は演目とキャストだけ載ってる紙をもらっただけで、解説付きのプログラムは有料でしてね。

1,000円もしたんですが。

あまりに素晴らしかったので記念に買いたいと思いまして。

(おお、それは余程のことだな)

はい、滅多にないことでございます。

イ・ムジチの時は見本見て演目だけ覚えて出てきてたが)

...それはその程度の演奏だったからと思ってもらおう。

 

それで見てびっくり!

何と!ポリャちゃんの指揮に於ける師はじじさまだったのだ!うわお!

(じじーの弟子がじじー?)

それはじじさまもう90近いから。

ポリャちゃんはまだ70一歩手前です。

 

それにしても素晴らしい師弟だなぁ。

指揮タイプは全っ然!違うけど。

どちらも甲乙つけがたい素晴らしさだ。

この辺もロシアの凄さなんだろうね。

いやじじさまの凄さかな?えへへ

(何故照れる)

いや何となく嬉しくて。

あ、1個だけ共通することがある。

どちらも凄い振れ幅と懐の深さを持っている。

 

ポリャちゃんは2年前にもロシア国立響と来日してるそうだから、また2年後には来てくれるよね。

待ちきれないけど。

その時には是非タコさんを聴いてみたいなぁ!

 

と強く思った時、私はまだある事実を知らなかった。

 

それでは今日はこの辺で。

「こらー!ある事実とはなんだ!」(←皆さん)

ですからそれはまた今度。

「5年後か?こらー!」

そこまで引っ張るかい。