何とかならんか、あのクソなエンディングは?

(は?)

昨日の続きです。

(ああ、昨日の終わりの書き方があまりにクソだと)

誰がクソな書き方をした?失礼な。

 

私が言ってるのはSupertrampのDon't Leave Me Nowのエンディング。

実は時間がない中説明するのが面倒で省いたが、昨日まず聴いたのがこれ。

美しいHR/HMばかり聴いたと書いてこれも加えると「それはHRじゃないじゃないか」と細かいことに拘るうるさい奴もいるかもしれないと思って。

(ちょっと待て)

は?

(昨日の続きって昨日の本体の方の続きを書くべきじゃないのか?)

後回しではダメでしょうか?

(どれだけ書きっ放しを作れば気が済む!)

こっちだって書きっ放しじゃないの。

美しい曲についての方がしょうもないコンサートより書きたいし。

なんちゃって、あれはその次のコンサートと続けて書くべきだから

(何で?)

それはまた後で。

(...)

 

とにかく美しい曲が好きなのだよ、私は。

(シンデレラはどうした?)

さすがに聴き過ぎまして。

まぁああいうノリノリものも好きですが、やはり音楽世界としてはそれだけでは寂しいかと。

(ワカメものは?)

はぁ、勿論ワカメも好きですが。

...じゃない!ワカメものって何だ、ワカメものって!

 

なので昨日はとにかく美しいワカメもの、じゃなくて曲が聴きたくて。

Don't Leave Me Nowのイントロと曲全体を貫くあのピアノは本当に美しい。何度聴いても!

それをまた聴きたくて聴いたはいいが...

どうしてあんなにエンディングがクソなんだ...

と思ったわけよ、いつものことだが。

 

ヴォーカルラインがえんえん同じことの繰り返し、なのはまだ許せるとしてもだ。

いやこれだって勿論、HR/HMみたいにもう少し起伏があったらいいとは思うが、メロディーライン自体は悪くない。

何より全編通してあのピアノが流れているのがいい。

そのピアノもなくなり、のたくたのたくたと締まりのないまま尻切れトンボになっていくのがエンディング。

何とかしろよ、あのクソな終わり方。

と聴く度最後で不満が残ってしまう。

 

その不満を解消すべく次に聴いたのがお馴染みJohn Sykes & Phil LinottのPlease Don't Leave Me。

まぁこれは似たような題名で前にも何度も聴いてるので次の候補にあったからでもあるのだけど。

単調なのに、何かいいのだよなぁ、何度聴いても。ほや~

 

同じコンビで他も聴いてみようかな?

となって、そのままほっといたら、Samanthaとかいうのが次に始まったのでちょっと聴いてみたが、これは全然面白くないので途中で停止。

 

ただこの曲の最中の画像を見ていて「ジョン・サイクスってオスカル様みたいだったのだなー」と。

(はぁ?)

往年の人気漫画のヒロインですよ。

どこがいいのか知りませんが。

私は同じ作者なら『オルフェウスの窓』の方が断然好きです。

(ジョン・サイクスって女性だったので?)

男性だと思いますが。

ただオスカル様は男装の麗人でしたから。

サイクス君は豪華なブロンドの長髪で顔も華やかだったから、映画とかでオスカル役やったら似合ったのではなかろうか、と。

「嫌じゃ」(←ジョン・サイクス)

 

ところでこのサイクス君が「何でギタリストの給料がベーシストと同じなんだ」と抜かしたバンド、やはり新生White Snakeだったと思い出しました。

あれー?だけどあそこのギタリストはエイドリアン・バンデンヴァーグでなかったか?

そんなに早く辞めたっけ?

ホワスネ入る前に母国オランダでやってたバンデンヴァーグはあまり好きではなかったが、この人の誠実で温厚な人柄は好きだったな。

ジョン・サイクスの方がデビカバことデイヴィド・カヴァデールとすぐ衝突しそうな感じだったけどなぁ。

 

まぁカバなんぞどうでもいいか。

(カバのくせに)

あんなのと一緒にせんといてくれ。

(お嫌いで?)

整形したとかいうのをどこかで読んで「うげー!」となってしまった。

無類のスケベで女好きな野郎だったが、まぁあれだけカッコ良くて雰囲気あったらそれも仕方あるまい、とか思ってたらそれが整形で、実は不細工な奴が整形してまで女の尻追っかけてたのかと思うと...うげーうげーうげー、気色悪すぎる。

(...)

 

気色悪いことはさっさと忘れてお次。

面白くないSamanthaを途中で切って次何聴こうと思った際まだ不満だったのがDon't Leave Me Nowのクソエンディング。

(↑気色悪いことはさっさと忘れるが音楽に関する不満はしつこく覚えている)

 

なので、かつてこのDon't Leave Me Nowと並んで私にとって2大ピアノイントロだったJoshuaのNovember is Going Awayとなったわけよ。

やっぱりこちらはこちらで美しい。

ピアノだけとればDon't Leave Me Nowの方がもっと好きだけど、曲としての構成や歌い方はやっぱりこちらだなー。

 

因みにこの曲は確か82~83年頃発表の曲で、つまりはイングヴェイが世に登場する直前辺り。

当時はこのギタリスト、ジョシュア・ぺラヒアが凄い速弾きギタリストという扱いだったらしいのだけども。

気の毒だなぁ。

イングヴェイの登場によってあっという間に消え去ったのではないのかな?

当時のことはよく知らないけど、何かそういった逸話を後で読んだような記憶が。

 

因みにこの曲ではピアノの方が断然魅力的かつ印象的で、ギターに関してはどうという感想もないなぁ。

イングヴェイのような美しい音でもないし。

元々イングヴェイが速く弾くのに魅力を感じていたわけではなくて、音楽性しか耳に入ってなかったからなぁ、こういうの聴き始めた時って。

元々クラシックばかり聴いてたのがHR/HMも聴くようになったばかりだったから技術的なことは全然頭になく...

 

ただこの曲、November is Going Awayは初めて聴いてすぐ夢中になって、他も聴きたいとジョシュアのレコード探して中古を手に入れたほど。

聴いてえらくがっかりしたけど。

全編November is Going Away調を期待してたら、他はまるで爽やかLAハードロックという感じ。

寧ろNovember is Going Awayの方が突然変異でできたみたいに異質だった。うーん...

 

そしてお次、この2大ピアノイントロにはちょっと落ちるが第3のピアノイントロとしてお気に入りだったEuropeのSeven Dorrs Hotelへ。

何年ぶりかなぁ、これ聴いたの。

で、久々に聴いて実はもの凄く違和感を覚えた。

 

何か凄く素人っぽい。

曲はいいのだが、アレンジがどうにも締まらないというか、素人臭いというか。

おまけに演奏は何かやたら焦って急いでる感じで落ち着かないし、ヴォーカルもまだまだ素人の域を出ない。

 

「えー?こんなだったっけ?」とかつて大好きで聴いてただけにちょっとショックでしたな。

かつてのヨーロッパが好きだった人には伝説的な曲の筈なんだが。

3rdの後見捨てたからその後どういう曲やってたか知らんけども。

実際、再生中コメントチラ見したら、「ヨーロッパの最高曲」と書いてた人がいるし。

まぁ曲自体は良いのだけども。

 

その素人臭い演奏の中で唯一落ち着きがあってなかなかなのが、ジョン君のソロ。

好きな音ではないのだが、他があまりに素人臭い中で一番聴けるというか。さーすが!

あのクラシカルな舞曲みたいな旋律もカバさん大好き!

 

それにしてもクソテンって、お笑い大将になる頃には相当上手くなってたけど、最初はこんな下手だったんだ...

いや下手というほどではないが。

 

でもこれで当時(80年代前半)既にスェーデンで圧倒的な人気を誇るNo1になっていたというのはどうも解せない。

その後どんどん売れて、3rd後のツァーでは国民の4人に1人を動員したとかまで聞いたが。

4人に1人!つまり国民の25%!4人家族なら平均して1人は行ってる勘定じゃないの。うーん...

他のバンドとそこまでの差あるかなぁ?

 

となって次に聴いたのが220VoltのBeat of a Heart。

220Voltの方が出てきたのは若干遅い筈で、私もかなり後になって知ったのだけど。

こちらの方が余程上手くて曲もいいじゃないか。

何でヨーロッパほど売れなかったのだ?

北欧メタル好きが多かった日本ではある程度売れたのだろうとは思うが。

来日の話はなかったような気がするなぁ。

来たことあるのかな?

 

というところで、もういっちょスェーデンのバンドから。

当時同国ではヨーロッパに次いでNo2といわれていたTreatのGet You on the Run。

これも初めて聴いた時は多少震えがきたものだが。

今聴くとちょっと安い感も漂うなぁ、好きは好きだけども。

これは演奏の問題かもしれないが、ちょっと緊張感に欠ける気がしないでもない。

あれだけ緊張感に溢れていい曲で。

元々北欧メタルにしては少々軽めなサウンドのバンドで、このGet You on the Runを除いてはアメリカンに通ずるものもあるぐらいだったからなぁ。

 

だから他に好きな曲というのはなかったが。

(あっただろう?もう1曲)

ああ、あれね。

スローのWe are Oneは当時は結構好きだったが今聴いたら「うげー!やめてー!」となりそうなストライパー顔負けの曲だ。

(そんなバカっぽい曲で?)

バカっぽいかどうかは知りませんが、甘々のねちょねちょです。

(どういう曲だ...)

声はストライパーよりはましですが。

んー、でもあんまり好きな声ではないなぁ。

アレンジも甘々でとろとろしてんじゃねーよ、とい言いたい感じですな。

(...)

 

それでもGet You on the Run故にこれまたアルバム探してテープ1本に録音したのを今だ持っております。

今丸々1本通して聴く気は全然起こらないけど。

 

あ、因みにGet You on the Runは原曲バージョンの方ね。

かなり歳食ってからアレンジ変えてやり直したらしいのが最初かかって随分と戸惑った。

悪くはないし、原曲時代よりうまくなってはいるのだろうけど、あの曲はあの印象的なコーラスとアコギから始まらないと。

あの透明感が魅力だったんだよ。

そういう点ではあれも立派な北欧メタルだったなー。

 

でもやっぱり220Voltの方がいいな。

なんでヨーロッパばかり売れたのだろう?

あんな素人臭かったのに。

やっぱり顔なのかな?

あれはイケメンバンドとして有名だったし。

まぁ本当のところイケメンとまで言えたのはクソテンとベースのジョン・レヴィンだけという気もするのだけどな。

カバさんはジョン・ノーラム君が一等お気に入りだったけど。きゃはははは

 

次行きましょう。

ちょっと寒々とした曲ばかりが続いたので、ここで一発明るい歌をと思いまして、ProphetのEverything You Are。

やっぱり同じくクリスチャンバンドならこちらの方がストライパーより余程いいよなぁ。

ヴォーカルも上手いし。

私が通常好きなハスキー系ではなく、よく通るクリア-ヴォイスだが、この曲には凄く合ってていい声だ。

上手いからそう聴こえるのかな?

ギターも非常にクリアでこういう音は大好き!

 

やっぱり神を讃える歌だから、声もギターの音も濁りのないものにしようということでしょうか?

曲も声も音もどこまでも澄みきって壮大です。

 

それに続きましてそのまま同じくProphetのSound of a Breaking Heart。

Everything You Areのような壮大さはないがこれはこれで爽やかでなかなか。

(爽やかHRはお嫌いでは?)

誰がそんなことを言った?

(さっきジョシュアの曲をそうけなしてましたが?)

ああいうLA風ビーチ風になってしまってはHRも終わりなのだよ。

レゲエじゃあるまいし、重みがないでしょうが。

「...」(←レゲエミュージシャン)

 

ところでこの曲のヴォーカルはEverything You Areとは違いますね。

どちらの声も好きだが、Everything You Areのヴォーカルの方が上手い。

Sound of a Breaking Heartの方も下手ではないが、Everything You Areの後聴くと表情のなさがはっきりと分かってしまう。

表層的というかな?技術的なことではなくて表現力の問題だと思うが。

 

さてと、ちょっとここでまた重みのある美しい曲を。

となってZenoのDon't Tell the Wind。

はーっ、やっぱり美しいなぁ、これも。

アコギの旋律がまた美しく。

ヴォーカルの声は好きではないのだが。

それをカバーしてあまりある曲と演奏の美しさ!

そして漂うもの寂しさ。

これなんだよ、美しいHR/HMは。

 

そして締めはやはり220VoltのLove is All You Needでしょう。

この美しさがまた特筆もの。

しみじみと美しい曲です。しみじみ...

荘厳さもある。ごーん...

(ごーん?)

荘厳な感じがするでしょう?「ごーん」て...

(...)

そういえばこの冒頭もちょっと鐘の音みたいだね。

Undhain the Night(ドッケン)の玉虫風とはまた違うけど。

 

因みにPVらしき方は演奏風景も見ることができてその辺は嬉しいのだが、その冒頭の音の最初が入っていないで途中からになってしまっているのが何とも残念。

ちゃんと聴きたい人は、アルバム画像の方をお勧めします。

まぁほんの出だしだけなんだけど。

ちゃんと入れて欲しかったな...

PVであれって...予算なかったってことかなぁ?

凄くちゃちだし。うっ

 

ヨーロッパは知っていても220Voltを知らないという人って多いのだろうな...

曲はあんなに素晴らしかったのに!

演奏だって全然しっかりしてるのに!

(というより、今日挙げたバンドや曲を知ってる人の方が少ないでしょう)

う...

 

しかし初期ヨーロッパの素人臭さには驚いたな。

好きだったんだけどね、うーん...