それではタコさんのお時間です。

 

はーっ、それにしても...

(それにしても?)

やっぱりドンさんの声と歌唱って素晴らしいなぁ。

(は?)

今日またDokkenのBack for the Attack を聴いたんですけどもね。

(あの、タコさんは...)

その前にちょっと書かせろ。

(そういうことやってるからさっきみたいに脱線だけで終わるのと違うか?)

だってドンさんの声も歌唱も素敵なんだものー!

 

前に前半からドンさんの声もばっちり聴こえるのを見つけたと書いたでしょう?

あれだと本当に!素晴らしい!!

ギターがちょっとうるせーけど。

(...)

でもそれも聴く時の気分によって許容範囲だったりするんだな。

ドンさんのヴォーカルがよく聴こえると寛容にもなれるというものです。

 

ドッケンのような楽曲ではやはりヴォーカルラインが命でしょう!

それを聴こえにくくしてしまうなど、言語道断!

何と言っても最もメロディアスで訴えかけがあるのがヴォーカルラインだからして。

肝心要の主旋律というものです。

それが主役で当たり前。

しょせん貴様はバックなのだ。

それを忘れるな、ジョージ・リンチ!

(...)

 

因みにYngwieの楽曲の場合はギターもヴォーカルと並ぶ主役級だ。

ヴォーカルラインに並ぶほどの、また時にそれを凌ぐほどの素晴らしい旋律を聴かせてくれるのがイングヴェイのギターの凄いところ。

それがロックのヴォーカル曲の規範から見てどうかは別として、というかどうでもよくて、音楽的に素晴らしいから大好きだ。

クラシックで主旋律を奏でるのが一楽器とは限らないことと同じに捉えた方がいい。

だがそれはイングヴェイだからできたことで、貴様如きが真似をしてはいけないのだ、ジョージ・リンチ!

(...)

というか、イングヴェイだってヴォーカル絞りなんて真似は1stでしかしていない。

 

しかしドンさんの声は痺れるなぁ。

惚れ惚れする。はー、素敵...

何というかな?

凄く色気のある声と歌い方だ。

色気と言っても...

 

ガンズのアクセル・ローズみたいな下品でわざとらしくていやらし気で低次元で安っぽいのとは全く違いますよ。

(...何もそこまで並べんでも)

ああいうのは身の毛がよだつね。

(...)

間違って聴こうものなら「一遍死ねよ」ぐらいは言いたくなる。

(↑性格がイングヴェイに似ているサル)

 

でもそういうのがバカ売れするのがアメリカなんだ。

ドッケンがアメリカのバンドでありながら、アメリカより日本とヨーロッパで売れたことって音楽的には評価されるべきことなんじゃないかな?

(↑音楽に関してはアメリカに徹底的な偏見を持つサル)

偏見じゃないと思うんだけどなぁ。

 

ところで以前ドッケン節の素には色気があると書いたが、よーく考えるとその色気とドンさんのヴォーカルの円熟とが一致する。

ドッケン節に色気が出てきたのはUnder Lock and Keyから。

ドンさんの声と歌唱に円熟味がかかって色気が出てきたのも同じ軌跡を辿っている。

なーんだ、やっぱりドッケン節の中核は作曲面だけでなく演奏面でもドンさんじゃないの。

 

そのドンさんに関して、というかドッケン節に関して、我が感性を褒めてやりたいような素晴らしいことを発見しました!

だから褒めて。

(...)

褒めてってば!

(誰も褒めてくれないからねだるのはしょうがないとしても、何を褒めればいいかわからんだろうが)

あ、そうか。

どういうことかといいますと...

 

これまた以前にドッケン節には玉虫君の音楽と共通するものがあると書いたでしょう?

あれ単なる自分だけの感じ方だろうと思って書いたんですが...

それについてまさかと思うようなことが...

 

最近昔のドンさんとミックのインタビュー動画を見つけまして。

Back for the Attack 出した後のスカンディナヴィアツァー中にテレビ出演した時のものらしいですが。

多分スウェーデンでしょう。

何といっても北欧メタルのメッカですから。

 

私は録音ものの聞きとりが苦手なので全部は聞きとれないし、ながら聞きしながら所々若き日のカッコいいドンさんを見てたんですが。うきゃっ

その中で「普段はどんな音楽を聴いてるの?」と聞かれて「ロックだよ」とドンさんが答える横からミックが「クラシックだろ?」みたいに茶々を入れ、ドンさんがそれを受けて「クラシックも好きで云々...」と話しているのを「フンフン、やっぱり」と聞いていたんですが。

...ん?い、今...「ラフマニノフ」とか...言わなかったか...?

とまさかと思いつつ戻してみたら、「ラフマニノフが好き」と。...おお!!!

そして「実はラフマニノフの曲から(一部)拝借して作った曲が2曲ある」と。...おおお!!!

 

つ、つつつまり!

ドッケン節を聴いて玉虫君と共通するものがあると感じたのは...!

ドッケン節を聴いて玉虫色を感じてしまうのは...!!

単なる偶然ではなく、ドンさんが玉虫君の影響を受けていたからでもあったのだと!!!

うわぁ♪

「玉虫君てラフマニノフのことだったのか」(←初めて知る新手の読者)

当たり前でしょうが。

クラシック界で他に玉虫色に輝く曲書いた人がいるか?

(...)

 

それにしても...!

ドンさんて何と趣味がいい!

どこぞのバカはバッハだのヴィヴァルディだのモーツァルトだの、誰でも知ってるようなのばかり聴いて取り上げてるというのに、玉虫君とは!

「...」(←今度はバカ扱いのイングヴェイ)

まぁイングヴェイもロマン派の影響受けてるんだけどね、本人としては恐らく無意識に。

(そうなの?)

まぁそれについてはまたにするとして。

 

ドンさん、玉虫君なんてよく知ってたな。さーすが!

と思ったが、そういえばドンさんのお母上はクラシックピアノをやっていたのだった。

なら当たり前か。

でもドンさんて5歳から16歳まで養護院で育ったはずだけど。

となると、幼き日の潜在的記憶からクラシックを聴くようになったのだろうか...?うっ...

 

しかしこうなると、私がドッケン節を大好きなのは当たり前のことだったのだなーと。

(で?その2曲というのは?)

知らない。

(...)

そこまでは明かしてなかった。

(玉虫君の曲と気付かんのか?)

私は玉虫君が大好きだが、知ってる曲は実は多くないのだ。

大好きなのはPコン2,3番と交響曲2番。

これで十分!素晴らしい!!作曲家だったと分かる!

ついでに言うと交響曲1番と交響的舞曲、それから「鐘」もまぁ好きな方。

「鐘」はピアノソロ用とオケ版とあって、どちらであっても他の曲以上に演奏に左右される気がする。

交響曲3番は駄作。

「パガニーニによる狂詩曲」は玉虫君オリジナルの第18番だけ抜きんでて素晴らしい!

ピアノ曲も多少は知ってるけど、やっぱり上3曲が金字塔だなぁ。

そのどれもドッケンには使われてないと思うのだけど。

 

ただ単なる印象としていうなら...

玉虫君と印象が重なるドッケン節の中でも最も玉虫君を彷彿させる曲として浮かぶのが...

Unchain the Night と In My Dremas。

 

Unchain the Night に関しては、以前ジョージ・リンチの作だとか書いてあるのを読んだことがあるけど。

まぁその書き手がどう考えてもリンチ寄りだったので、元から信じてはいないが。

インタビュー相手はドンさんだったのだけどね。

「あの稀代の名曲を書いたのはジョージ・リンチなのにドンは...」みたいな書き方だった、確か。

でもあれリンチ1人には絶対無理でしょう。

何度も言うようだが土台となるスケールが違う。

よしんばもしリンチがイントロ後の本体部分を作った主要作曲家だったとしても、少なくとも、玉虫君を最も彷彿させるあのイントロ部分とヴォーカルラインはドンさんの手になる筈。

そうして考えてみるとあのイントロの冒頭のゴーンという音。

あれは正に玉虫君が好んで使っていた鐘の音と重なる!

 

更なる名曲In My Dreamsがドンさんの作詞作曲なのは聴けば一発だし。

あれも玉虫色が広がるが...

 

あとWill the Sun Riseとか...

(全部Under Lock and Key収録じゃないか)

だからこれも何度も書いてるがあれが1番ドッケン節!なんだよ。

 

違うかなぁ?

他の曲にも玉虫色は感じるが。

クラシックとロックでは楽器も元々のアレンジも違うから同様の玉虫色ではないけど。

まぁ上3曲のどれでないとしても、ドッケンのドッケン節たる曲は、玉虫君の影響を受けたドンさんが書いてるのは間違いないと思う。

ドッケン節を強く感じる曲ほど玉虫色を感じるもの。

 

はーっ、それにしても...

ドンさんて趣味が良くて作詞作曲の能力も高くて、声も歌唱も素晴らしくて、おまけにあれだけカッコ良かったとなると...

本当に得難い人だったのだなぁ...!!!はーっ

ただ...

 

ミックから指摘されたということは、ツァー中でも1人でいる時はクラシックを聴いていたのだろう。

そしてドンさんは実は本の虫でもある。

これも音楽と並んで養護院時代のドンさんにとって、自分の世界を確保するための大事な「逃避」手段だった。

あらゆることを本から学んだとどこかで語っていたな。

はー、だからあんなに知的なのか。

はいいとして。

 

本の虫でクラシックを好んで聴いていたとなると...

うわー、それだけでもジョージ・リンチみたいなのは「けっ!すかしやがって!」とかなりそう。

気の毒に、ドンさん...うっ...

(...で?)

は?

(気の毒なタコさんは何処へ行ったので?)

はっ...そういえば...

 

タコさん!どこへお行きになりましたので?

「フン!」(←タコさん)

タコさーん!

(おまえがないがしろにしてるんじゃないか)

そ、そそそんなつもりは...

昨日感動してきたのに!

(ほー、札幌で?)

だから私も驚いたんだよ。

聴くまではちょっと心配だったのだが。

 

結果的にラザレフおじさん風タコ5より秋山風タコ5の方がもっと好みのスタイルだった。

(おお!そこまで)

勿論理想のタコ5とまでは行かなかったが。

札響もいい指揮者迎えて本気出せばできるじゃないかと感激した!

それ書くつもりが...

 

同じロシアつながりとドンさんへの新たな感激に心を奪われてしまいました。

明日こそタコさんね。

(その前のキタラのバースデーは?)

後回し。

(おお!)

あっちも後半は良かったんだけどね。

何と言っても尾高さんだったから。

でも昨日の方が先!

忘れないうちに書きます!

「今日書け」(←札響ファン)