それでは本格的に参りましょう。

(いきなり始めるな)

昨日始められずに終わってしまったのだ。

今日こそ演奏編に入りませんと。

 

これレコードを買って聴いていた頃は、「誰がどこからどこまで」と全部予め担当個所を割り振っていたのかと思っていたが。

だって先行のゴミ組お笑い版もそうでしょ?

(だからその言い方は...)

ゴミ組なんて、「どうせ編集段階で音修正してくれるから」と適当に集まって適当に歌ったという感じ。

(...)

実際、修正しないと聴けないようなのが多かったようだし。

お笑い版の方は担当部分がお笑い大将中心になるように編成されてることから言っても、割り振られた箇所だけ歌ってるとしか思えない。

というか、あれアップされてる6:37のままの一発録りじゃない?

 

ところが!

Starsは違う。

リードヴォーカル8人は全部歌い、その中から良い部分を集めて編成してあるのだ。

リードギターも同様。

9人が何テイクも録って、そこから採用した部分をつなぎ合わせるという手の込みよう。

ディオのおっさんは凄い作業をしてくれたものだ。

 

そうして出来上がった渾身のStars、曲だけを編集したショートバージョンと、メイキングも収めたロングバージョンがあります。

ショートバージョンだけでも十分楽しめますが、できればメイキングの方も時間がある時に視聴してみて欲しいです。

 

ロングバージョンではまず曲をバックに和気あいあいとした参加者の皆さんの様子を映し、続いてディオのおっさんのコメント、どこかのおっさん2人のコメントーこれはいつも飛ばすので誰かも知りませんが(...)、そして演奏のメイキング部分という編成。

演奏編はベイシックトラック編、ヴォーカル編、ギター編、コーラス編と収録風景から切り取ったシーンが収められ、最後にショートバージョンと同じ1曲丸々が収められています。

というか、ショートバージョンはこの最後の部分を切り取ったわけですな。

合間合間に参加ミュージシャンのコメントなども挿入されております。

ドンさんのもあります。うきゃっ

 

ショートバージョンの方は色々アップされてるようですが、画像が不鮮明なのも多いです。

私が見たところ10:36のものが1番鮮明。

グラサン掛けたままギター弾いてるエラそうな兄ちゃんが画像のやつです。

ついでに言うと、このグラサンギタリストがインギ―です。

 

それではいよいよ演奏について。

いいか、知名度頼みのゴミ共、てめーらが及びもつかない実力派の演奏とはどういうものか教えてやるぜ!

(↑何にでも熱くなるタイプ)

 

まずはヴォーカル編!

 

...うわー...やっぱスゲーわ、ジェフ・テイト(Geoff Tate)。

(へ?ドンさんでなく?)

クイーンズライクのヴォーカルだよ。

さすがオペラ唱法を会得した4オクターブの本格派!

(オペラは嫌いだろう?)

別にオペラそのままの歌い方してるわけじゃないさ。

ちょっとそれっぽいけど。

オペラとは曲が違うんだよ、曲が。

あんな金ぴか歌芝居と一緒にしないでほしいね。

(...)

 

こういうのを本当の4オクターブシンガーというのだよ、Helloweenの演歌歌手君。

(↑ライブに行ったくせに名前も知らない)

知ってた筈なんだけどね。

忘れちゃった。

全然大したことなかったし。

あれだけ裏声駆使してりゃ高音も出るさ、若いうちは。

とさえ言えない程度の音域しか聴けなかったなー、ライブでも。

演歌唱法だし。

(...)

 

そもそもああいう音域に関する情報って単なる自称じゃないのかな?

ロック雑誌の記者やライターって、別に音楽の専門知識があるわけではなく、自分の趣味で、さもそれが専門家の見方、みたいに書いてたのが多いと思うのだ。

というか、もろそうだと思うことが多かった。

だから「俺は4オクターブ出せるんだぜ!」とか言われると、それだけで「おお、すげえ!」とかなって「○○は4オクターブも出せる凄いシンガーだ」とか書いてたんでない?

(どうしてこう身も蓋もないんだろう?)

最初に聴き始めたのが嫌われ者のインギーだったもので、それなりの音楽的知識も要する楽器(ギター)専門誌を除く雑誌の音楽的な情報は当てにしないことにしてたんです。

(それで何故Helloweenのライヴに行く)

えーと...それでも鵜呑みにしてた情報もあったわけで。くくく...

 

でもジェフのは本当だったと思う。

発声の仕方が全然違うよね。

あ、勿論クイライもライヴ行きました。

こっちの方が断然凄かった!

Starsでも明らかに飛び抜けている。

 

その最高の実力派の後という最も不利な配置をものともしないのがドンさん♪きゃー♪

というか、あの歌唱に対抗できるのはドンさんだけということで、ここの部分が採用されたのだろう。

と勝手に思っているのだが。

 

いいなぁ、あの独特の声とのびやかな歌唱。

そして最後の部分だけちょっとドスを効かせる。

このメリハリが心地よくて。

さーすがドンさん♪

とカバさん、ドンさんの部分が1番好きなのに...

 

よくもケチを付けたな、ディオじじー。

(じじー?)

「ちょっと滑らか過ぎない?」とか。

それがいいんだよ!それが!

ちゃんとメリハリつけてるのだってドンさんだけだし。

ドンさんもそれがいいと思っていたのだろう。

「これじゃダメ?」と聴いていたが。

いいんだよドンさん!それでいい!!

「おまえになんぞ聞いとらん」(←ドンさん)

...

「テーマは飢餓なんだからもっとアグレッシブに歌ってくれ」って...

まぁなんて短絡的なんでしょ。

切々と歌ってこそ伝わるものもあるというのに。

自分がだみ声のがなり立てタイプだからってドンさんにまでだみ声を要求するなよなー。

そもそも皆さん、凄いメンツばかりだからお互いに「負けられねー」となって力強いのはいいが、ちょっと力入り過ぎの人が多い中で、ドンさんののびやかな歌唱が何とも心地よく、最後部分でのドスも含めて最も音楽的な歌い方だ。

がなり立てっ放しよりそういうメリハリをつけてこそ説得力も増すというもの!

 

ドンさんにもその自負があったのだろう。

ちょっとイヤミで応酬していたが。

うーん、こういう一言多い所がドンさんが誤解されやすい部分でもあるのだろうな。

別に悪気はなくぽろっと出てしまっただけだろうけど。

そこはディオのおっさんもさすが大人で笑って受け流してたが。

あれ言われたのがインギーだったら切れてるぜ。

 

このレコードを買った時って、勿論インギーのギターが最大のお目当てではあったし、まだHR/HMを聴き始めて10カ月にも満たないよちよち歩きだったから、わかったのはギターではインギー、ヴォーカルではドンさんだけだった。

それだけ2人が際立っていたのだ。

(ジェフは?)

まだ知らなかったと思う。

こちらがよちよち歩きでもあったので、その凄さにも当時はあまり気付いてなかったらしい。よちよち...

 

ただ、今聴いても、ジェフのちょっとヒステリック(?)な声と歌唱は乾いて張りつめたクイライ節には不可欠だが、Starsのような曲で全編があれだったらちょっと疲れると思う。

まだ相当若かったからか、ちょっと力が入り過ぎ、でもあるし。

まぁあとはおっさんばかりなのにやっぱり力入り過ぎになってるのが多いのも事実だが。

「...」(←おっさん呼ばわりの他のリードヴォーカリスト)

 

そんな中にあって、ドンさんはいい具合に肩の力が抜けていて、のびやかな歌唱がさすがなんです。

最後のドスがまた素敵どす。うきゃっ

(...)

だから初めて聴いた時からドンさんの部分はすぐわかったし、大好きだったのどす。

(...やめてくれない?)

何を?

(...)

「ここだけ違うなー。もっとこの声と歌唱で聴きたいなー」と。

実際、これ聴いて改めてドンさんの声と歌唱の魅力を再認識し、それもドッケンのライブに行く決め手になりました。

なのに...

だみ声じじーめ。

(...)

おまけに「○○の箇所は凄く良かった」と言っておきながらその部分はカットとは。

そこも聴きたいよー!

 

以前再生中にコメントチラ見したら、「リードヴォーカリスト全員の全部を歌ったのを聴いてみたい」というのがあったが。

私も絶対聴きたい!

部分的にしか聴いてなくとも同じ曲でこうも違うのか、というほど1人1人がそれは個性的。

それで全部歌ったのがどれだけ違っていたか、聴き比べるのも絶対楽しいだろう。

出して欲しいなぁ。

 

というところで今日は時間切れ。

たったったったっ

(もう温泉かい)

こんな早くに行くかい。