イカッた、イカッた、イカッたぞー!

タコ飯の次はイカ飯かい)

...というのが飯を食うしか能のない奴の発想。フッ

「おまえに言われたくない」(←読者全員の一致点)

...

 

イカッたのは「ローマの松」!

松と言えばローマの松!

森の石松でも二本松でもなくローマの松!

(くどいんだけど...)

久々の感動だったのだ。

ここのところ不作が続いていたからなー。

 

(あのー、昨日の続きというか、約2週間前のコンサートの完結編は?)

後回し。

(...)

やはりネタは新鮮なうちに料理しないとね。

2週間前の干物化したネタをあと1日置いといても変わりはないが、今日仕入れたネタは今日か明日かで違うのだ!

(それでワケわからんサブタイトルなのか...)

さいで。

 

今日はちょっと空席が目立ったのが気になりましたな。

オペラシティだから大ホールでもかなり小さ目なのに。

週末で出かけやすい人が多い筈なのに。

最も早く埋まる最安席でも空席がちらほら。

正面席に至ってはかなりの空きが目立ち...

でも変だな。

私が取ったのが最後の最安席だった筈だけど。

だから前回のオペラシティの時より更に奥まったオケの横というか、上というか...

つまり変な席だった。

来ないならチケット取るなよ、来ないなら。

 

あまり空席が目立つと演奏者の皆さんががっかりしてやる気失くすんじゃないかと心配になります。

今日はオール・レスピーギ・プロだったんですがね。

やっぱり一般受けはしないよなー。

これ都響がやってる「作曲家の肖像」シリーズの一環なんですが、きっとシリーズ前回のモーツァルトの時は大入りだったんだぜ。けっ

(一々角を立てないように)

一々角を立てたい豚まんなのだ。

(今日も豚まんかい)

体が重くてなー。

 

今日駅に着いたのは開演1分前。

(...)

降りる前から臨戦態勢を整え、ドアが空くと同時にダーッと走り出したものの...

疲労で体が重くてしゃがんでもいないのに走ってるだけで目まいがしかけるほど。

駅直結とはいえ昇りが多いし、今度こそもう間に合わないかと...

(もうちょっと早く出ればいいじゃないか)

少しでも身軽になって行こうとぎりぎりまでフンをしていたのだ。

(そこまで言わんでいい!)

早く出られなかった理由を書いたのに。

 

とにかくだな、萎えそうになる気持ちを奮い立たせて頑張った。

(...ちょっと大袈裟じゃないか?)

駅到着が開演予定時刻だった前回だって5階まで全部階段昇って間に合ったのだからと、自らを叱咤しつつ幾つものエスカレータをボテボテと昇り、

(↑本人、駆け昇ってるつもりだが、体が重くて殆どスピードが出ない)

ホールに入ってこれまた3階まで階段をボテボテと昇り...

ぎりっぎりで無事到ちゃーく!ブヒーブヒーブヒー...

 

丁度オケの人達がステージに出始めている所でした。

いやー、オケの人と同時に登場なんて、照れちゃうなー。

(↑何か勘違いしている豚まん太郎)

 

それでは改めてプログラムのご紹介。

 

前半:レスピーギ「ベルファゴール」序曲

    同 交響詩「ローマの噴水」

後半:同「トッカータ ピアノと管弦楽のための」

    同 交響詩「ローマの松」

 

指揮:ロッセン・ゲルゴフ

ピアノ:野原みどり

オケ:都響

 

では1曲目。

初めて聴きましたが、なかなか気に入りました。

「ローマの松」にも通じるものがあり...うーむ、なかなか...

後で冊子を読んだらベルファゴールというのは悪魔の名前だそうで。

どおりで好みの曲なわけだ。

(↑相変わらず趣味が偏っている)

 

しかし...惜しいなー。

あまりにもぎりぎりの到着でまだブヒブヒ状態だったもので、今一つ演奏に集中し切れる状態になく...

(ブヒブヒ状態?)

是非また聴きたいですね。

もっと落ち着いた心持の時に。ブヒブヒ

(...)

 

2曲目。

言わずと知れた「ローマ3部作」の1つ。

んだけど...

実はこれが一番今一だった。

噴水の感じはよく出てたんだけど。

冒頭の噴水から立ち込める霧の繊細なきらめきとか、その後の噴水の周りで遊んでいる子供たちの様子みたいな部分とか。

後で冊子読んだら全然違ったけど。

(...)

何でも夜明け、朝、昼、黄昏と区分けしてあり、噴水に施されてる彫刻の神話の世界とかも表してるんだって。

別にどうでもいいけど。

(↑投げやりな豚まん)

 

別に大した曲じゃないと思う。

(↑自分の趣味で決め付ける)

だからもう聴かなくてもいいや、「ローマのフン」なんて。

(↑気に入らなかったので「噴水」から「フン」に格下げ)

フッ、私の査定はスタンダード&プアーズより厳しいのだ。

(...査定?)

 

さて後半1曲目。

これどうして「ピアノと管弦楽のためのトッカータ」じゃないんだろう?

下についてる英語の題名見るとToccata for Piano and Orchetraとなってるから、それでもいいと思うんだけど。

何故にわざわざ引っくり返して座りを悪くしてるんだろう?

原題(イタリア語)だと何か指示があるとか?

新し目の曲の場合こういう風に後ろに「~のための」と付くのが多いね。

何か意味があるのかな?

まぁいいや。

 

これはいわば単一楽章のピアノ協奏曲。

これも聴くのは初めてだったんだけど、大いに気に入りました!曲は。

(ということは、演奏には気に入らなかったのだな...)

ピアノがねー。

最初は力強くてなかなかいいなと思ったのだけど。

それだけ!では全然足りないよ、あの曲には。

 

冒頭、ピアノとオケの音の重ね具合に玉虫君とはまた違った得も言われぬ妙味を感じて、早くもええ曲やがなー♪と聴きいったのだが...

ピアノがねー。

何か1楽器に堕してしまってるんだな。

いやそういう言い方をしてはオケの皆さんに失礼だが。

他に言い方が見つからないので。

許して下さい、ブヒブヒ。

(ブヒブヒでごまかすな)

20世紀も初頭を過ぎるとピアノをソロとしてでなく1楽器として使う曲が出てくる。

おタコさんもストラヴィンスキーもプロコフィエフも使ってるよね。

(おタコさん?)

そういう使い方なら今日の演奏でも十分なのだろう。

 

しかし長いソロ部分が何度も出てくるこの曲は紛れもないP-コン。

なのに...

ソロ部分がいささか退屈。

曲が悪いのではない。

曲自体はいい。

弾く人が弾いたら、胸に迫るほどの重苦しさで息苦しくなるほどの曲だろう、これは。

そういう快感が容易に想像できるだけに、残念でならなかった。

(↑変態的趣味を如何なく発揮する豚まん太郎)

無味乾燥の演奏でどうやって快感を得るというのだ!

 

例えば先日厳しい演奏でおタコさんを聴かせてくれたアシュケナージのじさまがもし今でもピアノを弾くとしたら...

(じさまは余計だ)

この曲を弾いたら...

きっと今日のような演奏とはまるで違う色合いを見せるだろう。

うーむ、返す返すも残念無念...

 

しかし曲は気に入った!大いに気に入った!

冒頭に限らずピアノとオケの重なりが絶妙なのだ。

そこから醸し出される重厚な世界...

イタリア人も脳天気な奴ばかりではないのだな。

「おまえに言われたくない」(←イタリア人)

 

そして...そして...

いよいよやって参りました!

大トリ「ローマの松」!

これも4部構成でして。

別々の4本の松の周りの風景や歴史を描いております。

 

松の周りで遊ぶ子供達のにぎやかな様子が楽しい第1部に続き、第2部はカタコンベ付近の松。

カタコンベと付く曲は陰鬱でテンポのノロい静かな曲と決まっている。

陰鬱な曲は好きだが、あまりに静かで単調だと少々退屈に感じてしまうこともありまして。

例えばムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」の中でもし退屈する部分を挙げるとすればやはりカタコンベの部分なのだ。

が...

この「ローマの松」のカタコンベは素晴らしい。

レスピー君独特の重厚な音の重なり...

(何か今日は「音の重なり」ばかりだな...)

そこに耳が行くんだからしょうがないだろが!

 

第3部の夕べの丘に立つ松がこの曲の中では最も今一だな。

悪くはないけど。

最も個性に乏しいというか。

単に私の趣味から最も遠いというか。

いや悪くはないんだけど。

 

この部分は最後の方で録音されたナイチンゲールの声が流される。

これって、幾らでも電子音楽を作れる現代では寧ろ邪道な気がするが、当時としては恐らく物凄く画期的なことだったんだろうな。

今となっては邪道だけど。

初めて聴いた時は驚きましたわ。

いきなりピーチクチクピヨヨーンと鳥の鳴き声が聴こえてきたんだから。

今回割とすぐそばのスピーカーから聴こえてきたもんだから、何かかわいくて。

「おお、かわいい、かわいい」となでなでしてやりたくなってしまった。

(実体ないんだけど...)

知ってるわい!

でもそれ位何かかわいかったのだ。

これも安い変な席で近くで聴けたおかげ。

(...)

 

そして!遂にやって参りました!

大トリの中の大トリ《アッピア街道の松》!!

アッピア街道を進む古代ローマ軍の行進(?)です!

何か最初は進軍というより地獄か悪魔の行進という感じだけど。

その静かな不気味さがまたいい。

(...)

管が加わる頃から多少の明るみを帯びて徐々に勇壮に。おお!

ズンドコズンドコと勇壮なのだ!

それがどんどん大きく勇ましくなっていく。おおお!!

ズンドコズンドコ、ズンドコズンドコ...おおおお!!

おお、おお、おおおー!!!

(...大丈夫か?)

 

久々に涙出そうになりました。

いや良かった!

音のうねりまでは行かなかったんだけど。

うーむ...なかなかそこまではねー。

でも前回聴いた「ローマの松」よりはずっと良かった!

あれは完全にコケたからなー。

 

惜しむらくは...

この第4部アッピア街道の松は思いのほか短いのだ。

いやそう感じるだけなのかもしれないが。

元々全部で20分ほどの曲だし。

もう少し長くやって欲しいなー。

「行け行けー!そりゃそりゃー!!」と思っている内に終わってしまう。

 

それにしても...

「ローマ3部作」とはいったものの、やはりローマは松!

「フン」や「祭」とは格が違う。

(↑すっかりフン化してしまった)

来年早々3部作一挙演奏があるんだけど。

今となってはどうかなー?

(↑既にチケットをとってある)

「松」と「ベルファゴール」と「トッカータ」の組合せの方がいいなー。

 

というわけで、久々に大満足のコンサートでした。

演奏も良かった。

なのに何であんなに空席が...

ばか!

(誰が...?)

 

あ、ピアノは良くなかったけど。

(くどいんだよ、おまえは)

 

 

*注:ここに書いてあることは「ローマの松」を除いて全部昨日一端書かれたものです。

だから「今日」とあるのは全部今の時点では「昨日」です。

つまり全部再現したのだ。

どうだ、ザマミロ!

(誰が?)

少々変更箇所もあるが、それも思い出した上での修正なのだ。

どうだ、参ったか!はっはっは

(だから誰が参るんだよ?)

はっはっは...

 

はっはっは...腹減った...

うがー、2度も同じこと書くなぞ余計なエネルギー使わせおってー!!

腹減った、腹減った、腹減ったー!!!

(やっぱり豚まんだな...)