予定は未定にして決定にあらず...

この素晴らしい(?)格言(?)は私の為にあるのではなかろうかと噛締めているサルでございます。


次回の長期休み(つまりはゴールデンウィーク)こそは充実した休みを過ごすのだと新年の誓い(?) を立てて早2ヵ月余。

やっと半分まで来たなと、あと2カ月ほどで来るGWを楽しみにしていましたが...

(↑休むことしか考えていないサル)

結局返上でお仕事しようと思います。

といっても他の皆さんお休みですから、出来ることだけしてその後時間を取れるよう調整しておくことになるだけと思いますが。


でもこれ嬉しい誤算と言えば言えます。

実はですねー、旧友(ベルギー人)が日本に遊びに来るんです、5月後半に。

何年振りかなぁ?

この友人にはかつてベルギーへ遊びに行った時、2度と足を向けて寝られないほどお世話になりまして。

今度はこちらができる限りのことをする番だと。

 

これ最初は「旧友の来日」というまっとうなタイトルだったんですけどね。

やはりここは如何な図々しいサルでも恩返しせねばと心してタイトルも変えました。


でも幾ら恩返ししても足りないくらいお世話になってしまって、思い出すと恥ずかしくなる位です。

もうね、文字通りの上げ膳据え膳でお姫様みたいな(?)1週間余でした。

(サルのお姫様?...)

あまりにも図々しかったと後になって反省しきりです。


ヨーロッパでは男女関係なく友人宅に泊まって旅行するのは当たり前なので、私も泊めてもらったのですが...

このアパートがまた日本の庶民から見ると豪華でして。

ブリュッセル郊外に開発された素敵な住宅地の一角にあるアパート(日本で言うマンション)で確か98㎡の広さ。

20畳ほど(?)のリビングダイニングキッチンと3つの寝室(うち2室が客用)。

それにバス・トイレ・洗濯室が別々にありまして。

花で飾られたバルコニーからは人口の湖とヤギ牧場が見え、溢れる緑が美しい。

(ヤギさんには会いに行きました。本当は羊さんの方が好きなのですが、この際贅沢は言いません。羊はウェールズでいっぱい見たし。通りでもほてほて歩いてたから)


どういうわけか、風呂がどうなってたかだけは思い出せないんだよなー。

まさか1週間余風呂に入らなかった筈もないのだが。

(↑風呂好きなサル)


それにしても。

その半分にも満たない私のマンションとローンは変わらないんだよなー、確か。

何という理不尽。

窓から湖も見えないし。

墓地は見えるが。

(...)


それと並んで今になって感心するのは、あれだけ広い所に独り暮らしできちんと綺麗にしていたこと。

掃除も行き届いていたように見えた。

その半分にも満たない所を散らかしっ放しのサルは羨ましい。

...あ、そうか。

狭いからモノの置き場所がなくて、散らかっていくんだ、きっと。

そうかそうか、わかったぞ、わっはっは。

(喜んでる間に片付けろよ)


で、そこでの私の1日は朝起こされることから始まりました。

何から何まで世話になっていながら、低血圧で朝弱い私はこれに関してはぶーたれていたような...

(↑何処までも図々しいサル)

食卓につくと結構な朝食が用意されてまして。

それ食べて自分の用意を済ませると友人の車で最寄駅へ。

そこから私は行きたい所へ観光に、友人はそのまま職場へ。

1日へらへらと観光した後、夕方「○○駅を××時発の電車で帰るよ」と電話すれば到着時には駅にお迎えの車。

で、戻るとこれまた結構な夕食...

(↑全然手伝わない料理嫌いのサル)


前にも書いたけど(婚活サギと日本の男の特異性) 、ヨーロッパの男性は本当に料理がうまい!

日本の男性も見習って欲しいもんです。

(って、おまえが言えるのか、これだけ図々しいおまえが?)

いえ...


しかも友人は私が寝た後実は持ち帰った仕事をしてたことがありまして。

夕食の用意の為に早めに帰ってたんですね、きっと。

今から思うと本当に穴があったら入りたいぐらいの図々しさだったな...

食べ終えた後のお皿くらい食器洗い機に入れたのかなー。

全然記憶にないけど。

でも悪気はないのよ。

気が利かないだけで。

サルだから。

(開き直らないように)


週末はですね、友人が作ったお弁当(←これも全然手伝っていない。寝てる内にできてた)を持ってドライブ。

電車と徒歩では行けないような所にあちこち案内してもらいました。

ワーテルローも行きましたぜ。

(↑実はそれまでワーテルローがベルギーにあるとは知らなかった無知なサル)

「ここでナポレオンが負けたんだなー」などとしばし歴史に思いを馳せたり。

(↑一つ賢くなった進化途上のサル)


しかし...しかし...このあまりの図々しさ故罰が下ったのでしょうか?

最終日に大変困ったハプニングが起こってしまいました。

その日はブルージュという中世の面影を残す美しい街へ遠出。

友人宅から最寄りの駅とブルージュ間では電車の本数が少ない上遠いからと、前日友人が往復の電車の時刻を調べてくれました。

「帰りは○○時発だと××時着、△△時発だと□□時着だけど、どうする?」と聞かれて「じゃあ、△△時発のにする」と決め、「じゃあ、□□時に迎えに行くね」となったのですが...


ブルージュは水路が多く、ちょっとヴェニスを思わせる街でもあります。

(イタリアは行ったことないからよく知らないが)

で、へらへら観光した後の最後のシメはやはり水路を小舟で回るツァーでしょう。

と思ったらこれが長蛇の列。

しかし諦めきれずに順番待ちして舟から降りたら、あらら、大変。約束の電車に間に合わない。

で、結局乗り遅れまして。

次の列車に乗ると1時間近くも遅くなる。

 

電話して知らせればいいやと思ってたのですが、実はこの日に限って携帯を置いて来てしまっていた(!)

さーどうしよー。

公衆電話はあるが、友人が直接私の携帯に打ち込んだのをプッシュしていただけだったので、番号を知らない。

 

乗り込んだ電車の中で、きっと今頃友人は駅に迎えに来ているだろうと心の中で手を合わせ、またどうやって駅から友人宅まで帰ろうかと思案し、気が気でないまま駅に到着。

やはり友人は既にいない。


さてどうやって帰ろう?

それまで車でしか往復したことがなかったから全然道を知らない。

駅からどの方向に歩いて行けばいいかさえ分からない。

(↑方向音痴のサル)

住所も控えてない。

とりあえずキオスクで電話帳借りて友人宅の電話番号を調べる。

でも載せてないって言ってたなー、と絶望的にページをめくっていたら、後ろから肩を叩かれ...

人がクソ焦ってる時に邪魔すんじゃねーと振り返ったら、友人だった...


約束通り迎えに来たが私がいなかったので多分乗り遅れたのだろうと一端家に戻り、次の列車の時刻を調べ夕食の用意を済ませてからまた来たと言う。

後光が差して見えましたな、あの時は。


......

これだけ世話になった友人がはるばる日本まで来るんです。

仕事返上で案内しても足りない位。

だからできる限り調整せねば。


と言ってもできること限られてるんですけどねー。

車持ってないし、料理は苦手だし、この狭いマンションに泊めるわけにもいかないし。

車があれば富士山なんかも連れて行きたいところですけどねー。

温泉には連れて行こうと思う。

箱根か奥多摩程度になるけど。

あと、都内ではどんなとこがいいかなー?

案内ったって、自分が今だに浦島太郎だもんなー。

京都まではさすがに同行できないしなー。


到着の日はやはり成田まで迎えに行った方がいいかなー?

でもやっぱ東京駅か品川駅でいっかなー?

(ホントに恩返しする気あんのか、おまえ?)


頭悩ませつつ今から楽しみにしているサルです。