【自然栽培コラム】では、
過去に当店のメールマガジンにて配信させていただいたコラムのバックナンバーを掲載しております。
今回のテーマは、
「腐らず枯れる！？自然栽培の魅力」
（2019/02/28配信）
みなさん、こんにちは！
自然栽培の仲間たちスタッフの北島です！
明日は３月1日！！冬も終わって、もう春なんですね～(^^)
お店のお野菜もだんだん春らしくなってきました！
さてさて！前回からお送りしております【自然栽培入門コラム】
第1回目は、自然栽培と他の栽培方法の違いを簡単にご紹介させていただきま
した。
その中で特に印象的だった自然栽培の特徴が、
「腐敗速度が遅い」
「硝酸態窒素が少ない」
でしたよね！
ということで、【自然栽培入門コラム】第２回目の今回は、
自然栽培の腐敗速度に着目しまして、
「腐らず枯れる！？自然栽培の魅力」をお届けします！
【そもそも腐るって？】
そもそもみなさんは、
なぜ食べ物が腐るのか、考えたことがありますか？
ここでいう「腐る」とは、
有機物が空中の微生物によって分解され、
腐敗臭（生ごみのにおい）を放つ変化のこと。
冷蔵庫に入れっぱなしの水分の多い野菜が気づいたら、
ドロドロに溶けてしまっていた…！
なんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか？
そうそう。野菜は時間がたったら腐る。これは当たり前でしょ？
と思った方！ちょっと待ってください！
森の草木がドロドロに腐っていく姿はあまり目にしたことがないですよね。
スーパーで買った野菜は腐るのに、自然の草木は腐らない。
これはなぜでしょう？
実はこの原因は…
「肥料」にあるといわれています！！
植物を育てるときは肥料を入れましょう！
と学校でも教えられていましたから、誰もが当たり前に行うものですが、実は
これが作物を腐らせる原因だとは…！驚きですよね。
肥料はそもそも生産の都合上、植物の育ちをよくするために土地に施す物質の
ことです。
よって、肥料を使うと、自然界のバランスからは考えられないほどの大量の栄
養（窒素分）が作物に与えられることになります。
通常なら、枯れることによって自然に還ることができた植物が、過剰な栄養を
与えられる。
これによって、自分が微生物に分解されなければ自然に還ることができず、
「腐敗」という運命をたどるのだといいます。
【自然栽培は腐らず枯れる？！】
つまり、逆をいえば、自然の摂理に基づいて、
肥料を使わなければ、植物は腐らない！
本当にそんなことってあるのかな…
原理原則が分かっても、半信半疑になりますよね。
私もそう思っていました。
しかしみなさん！ご注目！！
こちらをご覧ください…！！！
これは一体なんだと思いますか？
実はこれ、
1年間放置した、奇跡のリンゴの姿なんです！！！
こちらの写真は、当店のお野菜をいつもご利用くださっている八芳園さんで、
撮影させていただきました。
本当に腐ってない！！りんごが形のまま残って枯れている！！
腐敗臭も全くなく、むしろほんのり甘い香りがします。
私はこの実物を見て、腐らず枯れるという原理を信じずにはいられませんでし
た…！
当店の自由が丘のお店にも、1年以上放置した実物の奇跡のリンゴを展示して
おります！
気になる方はぜひ１度、ご自身の目でご覧になってみてください！
【腐らず枯れる野菜のメリット】
先ほどからお伝えしている、
肥料が原因でお野菜が腐ってしまうという現象。
例えば人間なら、必要以上にごはんやお菓子を食べすぎてしまうと肥満になり、病気にもなりやすくなりますよね。
お野菜でも似たような現象だと考えればわかりやすいかもしれません。
ちなみに弘前大学の杉山教授は、肥料を施すと、腐敗の原因となる菌などが増えることに加え、植物に残った肥料分がその菌の餌となるため、より腐敗を促すことになる、とおっしゃっていました。
腐らず枯れる健康なお野菜。
こんな自然に近いお野菜を食べる方が、自分の体にとっても健康的な気がしませんか？
また、自然栽培の作物が一般的なお野菜よりも単純に腐るスピードが遅いとい
うことは、
日々の食生活を送る中で、買ったお野菜を早く使いきらなきゃ！
という心配が減るので、なお嬉しいことですよね♪
実際に、家庭のお野菜を自然栽培に変えてみたら、
お野菜を捨てる回数が格段に少なくなった！
というお声も寄せられています！
今回のコラムは以上です！
次回はもう１つの特徴！
「硝酸態窒素が少ない」に着目して、
「心から安心して家族に食べさせられる！自然栽培の魅力」をご紹介していき
ます！
次回もお楽しみに～！
