動詞 อนุโลม ( anú loom 、許容する) | タイ語、単語帳の素材?

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備忘録。

2015年5月下旬にタイトル変更。
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動詞 อนุโลม ( anú loom )

【 意 味 】 許容する

【 例 文 】 ถอยเลิกจับนั่งแคปกระบะ ย้ำหลังสงกรานต์ว่ากันใหม่ ★ ทนกระแสต้านไม่ไหว...โบกมือยอมแพ้ไปก่อน..ตร. อนุโลมให้ประชาชนนั่งท้ายกระบะ-แคปได้จนถึงหลังสงกรานต์ แต่บังคับคาดเข็มขัดนิรภัยตามเดิม


《解説》

 この単語には、「譲る、許容する、妥協する、先送りする、保留する」「応じる、順応させる、適応させる、受け入れる、修正する、変化させる、従わせる、同意する、黙って従う、降参する」「(法律用語)(変更すべきところは変更して)準用する」「順番に」といった意味がある。

分解すると、อนุ は「小さい、より小さい、少ない」「小さい、少ない、小規模の、年少の、若いを、あるいは英語の "sub-" を意味する接頭辞」「次世代」「従う、応じる」「頻繁に」、
โลม は「(優しく)なでる、かわいがる、愛撫する、抱き締める」といった意味で、
全体では<かわいがるよう従う・応じる>の趣旨から来るのだろうか。

อนุโลมให้ประชาชนนั่งท้ายกระบะ-แคปได้ については、กระบะ は「受け皿、盆、トレイ、木製トレイ」「( รถกระบะ の略で<トレイの車>の趣旨で)ピッアップ(・トラック)、手押し車」の意味で、
ท้ายกระบะ では<ピックアップ・トラックの後尾>の趣旨で「ピックアップの後部、ピックアップの荷台(cargo bed)」という感じで、
แคป は多分英語の "(extended) cab" (「(拡張された)運転席」の意味)の音訳から来ていて(普通は最後の"b"の音は となって แค็บ となるはずだけど、修飾詞 แคบ と混同しないよう になっているのではなかろうか。ただ、もしかすると英語の "capsule" の音訳 แคปซูล の略形から来ているのかもしれない )、適当な和訳がないようだけど、なんとなく「キャブ〔運転席〕拡張部分、キャブ」という感じで(2ドアのピックアップ・トラック(シナグル・キャブ)の運転席部分が少し広めになっていて、座席の後ろにちょっとした空間があるタイプのものがあり(この手の車種はキング・キャブとも言われる模様なので、<広めのキャブ>の趣旨だろうか)、これは本来は座席のリクライニング用・収納用の空間らしい。タイ語では多分、この空間が単に แคป と言われている模様)、
全体では<ピックアップ・トラックの後部-キャブ拡張部分に人々を乗らせられるよう許容する>の趣旨で、
「ピックアップ・トラックの荷台及びキャブ(運転席)拡張部分に人々を乗せるのを許容する」という感じだろうか。

 上記例文は、5日水曜から実施された、ピックアップ・トラックの荷台及びキャブ拡張部分への乗車禁止(違反者は摘発)という新たな道路交通規則に関し、問題が多いので見直すことにしたという件を取り扱ったネット記事からのものだ。

     ถอยเลิกจับนั่งแคปกระบะ ย้ำหลังสงกรานต์ว่ากันใหม่
     พุธที่ 5 เมษายน 2560 เวลา 19.21 น.
     https://www.dailynews.co.th/regional/566484


 上記例文は、上記記事の見出し及びリード部分にあたる。
昨年あたりから、タイは交通事故死の多い有数の国だという報道が出てきて、今年の年末年始は、当局が交通事故の死亡者数を減少させようと多少努力したものの、現実には前年より増加してしまったと記憶しているところ。多分、今年のソンクラーン休暇については、現行軍事政権上層部から担当部局に対し、何らかの宿題が出ているように思われるところ(軍事政権の下で幹部公務員の解任が相次いでいる傾向もあるような気がするので、もし今回の長期休暇でも増加したらと考えて、関係者が戦々恐々としているということもあるのかもしれない)。
個人的には、ソンクラーン期間中に警察官が例年より多く出動して、酒酔い運転やスピード違反を取り締まればいいような気がするけど、事故死者数が減っても個々の警察官には直接的に1バーツの得にもならないという事情もありそうで、組織の内部で余りこういう方向性の取組みをしようという雰囲気にはなり難いような気もするところ。
楽をして(ソンクラーン期間中に例年程度の取締りだけで)事故死者数が減りそうな方策があるかと考えれば、個人の自家用車のシートベルトの着用義務化というのは少し考えれば簡単に思いつきそうなことのような気もするところ(現状、路線長距離バスや路線小型バンとかは、既に着用が義務化されているところ。取締りの話は聞いたことがないけど・・・)。そういった案を検討する中で「シートのないところは、シートベルトできないけどどうしょうか」といった疑問が出て来て、結局シートのないところは乗車禁止ということになったのかもしれない。

日本の場合をみると、先ず、車両の積載定員を守りましょうというのがあって、その後かなりしてから、運転席及び助手席(前部座席)のシートベルトの着用が義務化されて、その後罰則もついて、またかなりしばらくしてから、後部座席の着用も義務化されて罰則がついたように記憶しているところ。シートベルトの規制強化部分だけみても、10年以上時間をかけて導入されたように思われるところ。
タイは軍事政権ということで、暫定憲法44条を使って「シートベルトの全席での着用義務化、車両の積載定員の厳守、違反者には罰金を科す」という規則をかなり短期間で(よく知らないけど1週間位?)導入した訳で、・・・

いずれにせよ、タイの経済社会的な実情を考えると、ピックアップ・トラックの荷台やキャブ拡張部分への乗車を禁止して、違反者は摘発するというのは(新しい規則が導入された初日の5日水曜には、かなりの数の違反者に対し罰金が課された模様)、報道によると(สั่งสอบพ.ต.ท.ไม่เห็นด้วย โพสต์เฟซฯค้านห้ามนั่งกระบะ - พุธที่ 5 เมษายน 2560 เวลา 14.44 น. https://www.dailynews.co.th/regional/566418 )、現職警官てさえ個人的意見としつつ、次のような見解をネット上で表明するほどだったので、多くの問題を含んでいたのだろう(この一節を読むと、軍事政権のバックボーンは昔も今も既得権益層だよと大宣伝してしまったような気もしてくるので、政権的には大失態だったのかもしれない)。

การออกกฎหมายไม่ควรก่อให้เกิดความเดือดร้อนกับชีวิตคน ดังนั้นควรรับฟังเหตุผลของคนทุกระดับชั้นว่าออกแบบไหนเขารับได้ หรือออกแบบไหนเขาจะเดือดร้อน เพราะถ้าคนชั้นสูง และร่ำรวยออกกฎหมายจะคิดไม่ถึงถึงความลำบากของคนจน และถ้าออกโดยคนจนล้วน ๆ ก็จะไม่รู้ถึงภาพกว้างในสังคมระดับใหญ่ ที่สำคัญการออกกฎหมายควรกำหนดเป้าหมายความต้องการให้ชัดเจนหลาย ๆ ด้าน แล้วนำมาประชุมหารือสรุปว่าจะเอาด้านไหนที่เหมาะสมที่สุด ...



新しい交通規則が導入された初日の5日水曜にもう見直しの話が出てきたわけで、このことからも問題の破壊力の凄さが伺われるところ。なお、見直された結果、次の報道によると、ピックアップ・トラックの荷台やキャブ拡張部分への乗車については、6人を超えない場合は、お咎めなしになった模様(6人超基準が公表される前に、もう摘発するのはやめて警告にとどめるという話が出ていたけど、この話が引き続き有効なのかどうかは、ちょっと良く分からないところ)。

     'ไก่อู'ชี้อนุโลมให้นั่งแคป-ท้ายกระบะได้ แต่ไม่เกิน6คน
     พฤหัสบดีที่ 6 เมษายน 2560 เวลา 14.00 น.
     https://www.dailynews.co.th/politics/566618


 上記例文中、แต่บังคับคาดเข็มขัดนิรภัยตามเดิม については、คาด は「予測する、期待する、予期する」「巻きつける、(ベルトを)締める、バックル〔締め金〕で留める、(帯・ストラップなどで)包む〔縛る〕、取り巻く、取り囲む」の意味で、
เข็ม は「針、(安全)ピン、締め具、金具、ブローチ、バッジ」「(針のある)メーター」「(建築物の基礎などの)杭」「(裁縫。手術などの)ひと縫い・ひと針の類別詞」「(植物)ベニバナサンタンカ、イクソラ・コッキネア」の、ขัด は「留めておく」「逆らう」「凝る」「磨く」「欠乏する」の、นิร は「 ไม่ ไม่มี ออก の意味の接頭辞」の意味で、
เข็มขัดนิรภัย では<危険がないよう留めておく締め具>の趣旨から来るのか「安全ベルト、シートベルト」という感じで、
全体では<しかし、元に従うよう、危険がないよう留めておく締め具を締めるよう強制する>の趣旨で、
「しかし、元の方針どおりシートベルトの着用を強制する」という感じだろうか。

この点については少しぼかしが入っているような気がするけど(最初の記事の見出し中にもピックアップの荷台の話が出てこないようぼかしてあるけど、多分これと同種のもので、当局の面子に配慮しているのかもしれない)、記事の本文によれば、元の方針はシートベルトの全席での着用義務化だったようだけど、とりあえず前部座席のみでの義務化に緩められた模様(後部座席での未着用はお咎めなしになった模様)。


 直訳すると、

   <ピックアップ・トラックのキャブ拡張部分に乗るを捕らえるを止めるよう退く/ソンクラーンの後で新たに共に管理する、と繰り返して言う ★ 抵抗する流れを我慢するができない.../先に負けるを認めるよう手を振って行く../警察は、ソンクラーンの後に至るまで、ピックアップ・トラックの後部-キャブ拡張部分に人々を乗らせられるよう許容する/しかし、元に従うよう、危険がないよう留めておく金具を締めるよう強制する>

みたいな感じだろうか。


【 英 語 】 to give in , yield, allow to grant, compromise, defer; to adapt, comply, comform, modify, follow, bow, capitulate; to apply mutatis mutandis; in order
【泰泰解説】 ใช้แทนกันได้ตามความเหมาะสม, คล้อยตาม.  (หัวข้อ: กฎ) นำมาใช้โดยอาศัยหลักการอย่างเดียวกันแต่ให้แก้ไขในรายละเอียดได้ตามควรแก่กรณี. ตามลำดับ.

【例文和訳】 ピックアップのキャブ拡張部分への乗車、摘発を止めるよう後退、ソンクラーン後に新たに規制すると繰り返す ★ 抗議する世論に耐えられず、先に負けを認て手を振った。警察は、ソンクラーン後まで、ピックアップ・トラックの荷台及びキャブ(運転席)拡張部分に人々を乗せるのを許容したが、元の方針どおりシートベルトの着用は強制する。