お釈迦様の教えには霊魂・魂というのは出て来ないのです。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆によるサンスクリット語・の文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
お釈迦様の教えには霊魂・魂というのは出て来ないのです。
お釈迦様は常に生きている今の苦しみを解決することだけを考えました。
「未来よりも今を考えよ!」と、古代インドの全ての階級の人々、ひとりずつに説いていきました。
そのため、輪廻思想に基づくところの・・・。
「自分の前世は?」
「死後の世界は?」
「世界の果ては?」
「宇宙の果ては?」
「神」の存在、「神」はどこにいるのか?
「アートマン」は、心の中のどこにいるのか?などの質問には一切、応じませんでした。
沈黙(=無記)したと伝承されます。
「身体と霊魂との関係は?」そのような質問は肯定も否定もしなかったと言われます。
分かるはずないことをあれこれと考えるのは今、なすべきことではないと考えたのです。
さて、みなさん、ここで、これから重大な、あることをつぶやきます。
実は、お釈迦様の教えである仏教には霊魂・魂というのは出て来ないのです。
お釈迦様の教えに霊魂・魂というのは出てきません。
お釈迦様は霊魂・魂という問題には取り組まないのです。
みなさん、大事なところです。
お釈迦様は「神」「魂」の存在を認めていないのです。
お釈迦様の亡き後世にお釈迦様の教えに基づいた【大乗仏教】が生まれます。
【大乗仏教】になって、改めて死後の世界が再現、取り沙汰されてきます。
「神」「魂」の存在を認めない=そこに真理を覚る「仏陀」の誕生となるのです。
生命あり、生きる者たちの世界においては、生命ある者たちの平等論は神の存在を外したところに存在するというのです。現在、仏教に関係する全ての人が【大乗仏教】の世界からの観念論で「神」「魂」の存在を説きますが、このあたりもこれからの勉強・研究のひとつになるでしょう。