真言密教の観法とアルファー波の相似点 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、般若心経(サンスクリット語)の一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
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真言密教の観法とアルファー波の相似点

古代インド・ウパニシャッドの哲学思考と『真言密教』とは深い・深~い関係が見られます。
生命ある世界は、全存在が絶え間なく呼気・吸気(息を吐いて、息を吸う)を繰り返しています。
古代インドの『ウパニシャッドの哲学思考』は、これを『あ・うん』にあてはめます。

『阿(あ)』は呼気を意味し、『吽(うん)』は吸気を表すことになります。
つまり『あ』・『うん』は二つを合わせて『呼吸』の意味となります。
あ・うんの呼吸によって、生命は生きて存在していくのです。
そこから、あ・うんの間に『アン』という「呼吸する」と言う言葉が発生します。

『阿(あ)』は呼気を。『吽(うん)』は吸気を。やがて、両方の間に『アン』=【呼吸する】という言葉が誕生します。
そして、ここから、ゆっくりと呼吸を繰り返して行く瑜伽の行、観法が完成され、真言密教でも大事な文字・言葉となり、思想の根源となります。さらに、真言密教・修法の中心となります。
余談になりますが、現代科学・アルファー波をご存じでしょうか?機械で検出できるそうです。私も興味本位に実験に参加したことがあります。私はゆっくりと呼吸を繰り返しての瑜伽の行、観法をその場に取り入れて実験に臨みました。結果、私の場合は、他の人よりも早く、アルファー波の検出ができたそうです。

機械のデーターが、そのように記していると報告されました。どのような関係にあるかは分かりませんが、真言密教の観法と現代科学・アルファー波の相似点がいつの日か解明される日があるかもですね。
この『阿』と『吽』は古代インドのウパニシャッドの哲学思考の中で、既に存在していたのです。『阿』は胎蔵曼荼羅の世界、『吽』金剛界曼荼羅の世界を表すことになり、真言密教の基本教義ですが、あ・うんの思想は古代インドに繋がっていると、承知しておいて頂けたらと思います。
皆さんも、真言密教の観法で、是非、アルファー波を脳内に。どんなリラックス状態になるか?お試しを。