四国路『発心』・『修行』・『菩提』・『涅槃』の遍路道。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし


上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
さあ~、つぶやきを進めましょう。
四国路『発心』・『修行』・『菩提』・『涅槃』の各道場の呼び名の原点は
八十八ヶ所遍路の四国路は四つのパーツに区切られています。
発心の道場。安房・徳島=23ヶ所
修行の道場。土佐・高知=16ヶ所
菩提の道場。伊予・愛媛=26ヶ所
涅槃の道場。讃岐・香川=23ヶ所
『お遍路さん』は何のために「道を前に進む」のか?
『お遍路さん』は何を求めて「道を前に歩む」のか?
『お遍路さん』には、それぞれの目的・事情があるのでしょうが、こころのどこかに大きな『苦』・煩悩=大乗仏教の基本の教え、三毒『貪・瞋・痴』を抱き込んでいるのは『共通』みたいです。
『歩き遍路』を実際に体験する辰濃和男氏は「遍路びとはだれも、多かれ少なかれ、こころの奥底に静かな慟哭をかかえて歩き続けているのだろうか」と言います。
〔『四国遍路』辰濃和男・岩波新書、P189〕
辰濃和男氏は鋭い感覚をお持ちのようです。
彼は『お遍路さん』のこころの奥底に『迷いの世界』や『苦しみ』や懺悔(ざんげ)するべく『煩悩』=三毒『貪・瞋・痴』を視て取ったようです!
四国路『発心』・『修行』・『菩提』・『涅槃』の各道場の呼び名の原点は『大日経・胎蔵マンダラ』から来ていますが、同時に『発心』・『修行』・『菩提』・『涅槃』の呼び名は、真言密教『梵字・あ』字からも引用されています。
寄り道しました。
『発心』・『修行』・『菩提』・『涅槃』の呼び名は『梵字・あ』字からも引用されている・・・
・・・さぁ~ここからが大事です!