『眼・耳・鼻・舌・身』で感じられるものはすべてが『物質』 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
「 ディ 」と発音、読みます。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
『眼・耳・鼻・舌・身』で感じられるものはすべてが『物質』。
再度、繰り返しましょう。
『こころ』とは『心(しん)』と『感情』がセットされたものです!
その『こころ』を動かすものが存在します。
それが『こころ』の対象となる『物質』です。
この世のあらゆる『物質』に『地・水・火・風』の4要素が溶け込んでいます。
この点から考えますと『物質』とは具体的な『物』と思われますが、これだけでは、大変・大変に狭い解釈です。
もう一度、原点に戻り、『物質』とは認識されるもの!『こころ』を動かすもの!『こころ』の対象となるもの!だと考えれば、『物質』とは何か?がかなり拡大されるでしょう。
では、その拡大されたものを拾ってみます。
色(いろ)があります。これは眼で認識する何か?ですが赤・青・また、形なども含まれます。これらは『物質』です。
声があります。これは『耳』で認識できる何か?です。
声=音があります。音は『物質』です。
香りがあります。これは『鼻』で認識できる何か?です。
匂いとされるものすべてが『物質』です。
味があります。
舌で感じられるものすべてが『物質』です。
そして、身体に触れて感じられるものも、すべてが『物質』です。
つまり『眼・耳・鼻・舌・身』で感じられるものはすべてが『物質』だということです。
そしてこれらの『物質』には『地・水・火・風』の4要素が溶け込んでいるのです。
もうひとつ、みなさんがご存知のもので『意』があります。
『意』とは、こころで感じ取ってしまう(認識する)もののことです。
どうでしょうか?お判りでしょうか。
以下も一つの『例題』です。
たくさんの人間を集めて号令を掛けます!
号令の通りに人が動きます!
あるいは、手振りします。
手振りの通りに人が動きます!
『号令!手振り!』を認識することから『感情』が生まれて人々が行動します!
この場合『号令!手振り!』も立派な『物質』となります。