上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
「 ルヤー」と発音、読みます。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
お釈迦様は『宇宙の真理』を説きました。
『諸行無常』と『諸法無我』です。
１、『諸行無常』とは、あらゆるものが『変化する』ことです。
２、『諸法無我』とは、『変化しない』真実＝つまり『実体はない！』ことです。
ここで物事には『実体は（が）ない！』とすれば、では、実際、何があってこの世の中の現象が生まれているのでしょうか？
この世の中の現象とは何なのでしょうか？
この世の中の現象をどのように考えればよいのでしょうか？
ここに、この世では見ることが出来ない『実相（じっそう）』を捉える＝視るという『観念』が登場します！
『実相（じっそう）』を視るとは『実体はない！』とされる存在の『真の姿』を観ることを言います。
真言『密教』は体験の世界です。
理屈や理論・哲学だけの世界では『実相』を知ることはできても、観ることは出来ません。
『実相』とは、このようなものだ！と本に書いてあっても、それは知識で知っただけのことです。
密教の『面白さ！』は、『実体はない！』とされる存在＝『実相』を体験で観ることにあります。
これが真言密教、阿闍梨の世界です。