『般若心経』は『胎蔵曼荼羅』の中心たる『中台八葉院』を表します。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし







得度式 金剛峯寺へ。
このような髪型で得度に臨みました。良く見ると、頭頂に3か所、少しだけチョン・チョンと髪が残されています。高野山の床屋さんは全て心得ていて下さり、明日は得度式ですと伝えますと、上記のようにカット、剃髪してくれます。
得度式に臨し、残された3か所の髪に剃刀が当てられて、完全な剃髪となります。
現在、女性は望まない限り、断髪は行われません。一部を切り取るだけのようです。
過去、高野山の思い出より。

ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
さあ~つぶやきを進めましょう。

銀河鉄道は、密教の基本、二つの実践の世界へと次回から向かいます。
『般若心経』は『胎蔵曼荼羅』の中心たる『中台八葉院』を表します。
『般若心経』は『曼荼羅』世界を内在し、その『曼荼羅』は仏教各宗派(華厳宗・法相宗・天台宗など)、又、各経典(三論・華厳・法華など)、さらに各マスコット菩薩(普賢・文殊・弥勒・観音など)によって形作られていることを、今までにご紹介してきました。

そのすべてを表像すれば、まさに『胎蔵曼荼羅』の中心たる『中台八葉院』となります。
空海はこの『中台八葉院』に座り込み、ここから「『般若心経』は、密教の真髄を説く経典である」と著作『般若心経秘鍵』で独自の解釈を書き表したのです。
『般若心経』の本文の中には、大乗仏教のさまざまな教えが凝縮されていました。
大乗仏教の教えは、マスコット菩薩に変身して、秩序立って『曼荼羅』世界を完成させていました。
・・・かように視た、真言宗、阿闍梨隆健のロマン(ひとり勝手な)による銀河鉄道でのご案内は?如何でしたでしょうか?
そして、今、銀河鉄道に乗る私たちは、密教の基本ともいうべき重要なポイントとなる、二つの実践の世界へと次回から出発いたしましょう。
新たな出発になります・・・
現在、高野山の思い出写真を、毎日、掲載しています。
隆健の筆・梵字(サンスクリット語)による般若心経の原典文字は、しばらく後で、掲載を続けさせて頂きますので。謝謝。