神聖寺 隆健 090-3085-9732

神聖寺 隆健 090-3085-9732

神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし





上の梵字は私、隆健の筆によるサンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。
なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
三乗思想とはそもそも何を言うのか?
全く対抗する上座部・部派仏教思想と大乗仏教思想が並行して仏教の歴史が流れました。
やがて、すべての思想(三乗思想)を受け容れてしまった『法相宗』が誕生しました。
瑜伽行唯識派(法相宗)の教義はこの三つの三乗思想をそれぞれ取り入れて区分けして仏教を見る思想となりました。
ここまでなら、一乗だろうが、三乗だろうが何の問題もありません。じつは、喩伽行唯識『法相宗』は三乗思想を内包して後、大きな問題思想があったのです。
それは、喩伽行の実践とは別の『ある偏った思想』とも言えました。これが、『爆弾』でもあったのです。
天台宗(最澄)と宗論争いとなる由縁ともなりました。
この『爆弾』を知ることは仏教の歴史を知ることでもあるのです。
真言密教(覚りの世界)は実践での体得ですが、まず、「涅槃に入る世界」を知らなければ、「覚りの世界」が開けません。
まさに、まさに、これは不二の世界です。
そして「涅槃の世界」を理解するには=「仏教徒の歴史の世界を知ること」でもあるか、と私は思っています。
注・現代の日本仏教、各宗派は、理想的に思想体系が完成されています。当時の偏った思想は現代にはありません。



上の梵字は私、隆健の筆によるサンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。
なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
仏教の根本思想にある一乗思想と三乗思想の違い
三乗思想とはそもそも何を言うのか?
お釈迦様が亡くなった後、仏教の僧侶たちは、とても、お釈迦様(『仏(ブッダ)』=覚りを得た者)のようにはなれないと観念し、“せめてなりたや阿羅漢(あらかん)に”と、仏法を修行して阿羅漢(=羅漢さん)になろうとしました。
〔皆さんもご存知でしょう!石像の六百羅漢像などを。面白いですよ!たくさんあるところでは、自分に良く似た顔・イメージの羅漢像が必ず、あるとも言われますよ!〕
阿羅漢とは、「煩悩を断尽くし、高い智慧を得て、世間の供養を受けるに値する境地に達した聖者」(仏教日常辞典)を言います。
阿羅漢の世界=『上座部・部派仏教』思想の世界です。
この阿羅漢の世界は二つに分かれます。
『声聞(しょうもん)』と『縁覚(えんがく)』に。
『声聞』とは、教えを受けて阿羅漢になる者(聖者)と、師によらずして独力で阿羅漢になる『縁覚(聖者)』です。
これを声聞乗・縁覚乗(上座部・部派仏教)と言います。
この阿羅漢乗が何百年も流行った以降、大乗思想が興り『菩薩乗』が発表されました。
ここに仏教は『仏(ブッダ)』を目指す実践法として三つの『乗りもの思想』ができました。
お釈迦様を崇拝する仏教徒の能力・性質に応じて『乗り物』が用意されたのです。
再度、まとめますと、『声聞乗』『縁覚乗』の二つの上座部・部派仏教思想と『菩薩乗』の大乗仏教思想です。
これを三乗思想(三つの乗り物思想)と言います。



上の梵字は私、隆健の筆によるサンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。
なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
『一乗』・『三乗』思想
成仏するのに『一乗』と『三乗』思想があります。
銀河鉄道に乗り、「般若心経は曼荼羅世界を表す」ご案内をしてきました。
観音菩薩〔天台宗・法華経世界〕のご案内まで来ました。
空海と同時代の最澄が伝統ある『法華経』に眼をつけて『日本天台宗』を興しました。
中国・唐の時代では天台宗(隋時代に栄えた)は、すでに衰えていたのですが中国・江南地方を中心に又、復興していました。
最澄は海を越えて唐の国に渡りましたが、長安の都までは行きませんでした。
中国・江南地方まで行き、そこで、天台宗の教義を収めてUターンして帰国しました。
そして、日本天台宗を興しました。
『法華経』の説くところは「誰にも成仏できる仏性がある」=「一切衆生悉有仏性」です。
人間一人・一人に観音菩薩が変化して救済してくれる、救いの説法でした。
これを『天台・法華一乗』と言います。
実は『一乗(いちじょう)』という言葉は大きな意味(内容)があります。
『大乗仏教』の一つだから『・・一乗』と表現すると思われがちですが、そうではありません。
大乗仏教たる『弥勒菩薩・法相唯識世界』は成仏するのに『三乗(さんじょう)』世界です。
ここに大きな宗論争いが発生します。
『興福寺、法相宗・代表僧侶〔徳一〕』の三乗思想と『天台宗・代表僧侶〔最澄〕』の一乗思想の争いは宗論争いとして有名な話です。
『天台宗』は成仏するのに『一乗』思想。
もちろん真言密教も必然的に『一乗』思想です。
では、この『一乗』と『三乗』思想はどのように違うのでしょうか?
次回に、ご案内しましょう。