去る10月末、

1週間ほど有休をとって日本へ帰国した。


この国では、

外国人で・仕事をしている となると

自分の国に帰るのにも少しめんどくさいことになる。


ビザを持ってタイに在住している外国人は

どこの国の者であろうと、「Re Ently」なる手続きをしないと

ビザが失効してしまうのである。

つまり、私がこの手続きを怠って日本に行き、

またタイに帰ってきても、ビザが失効してしまっているので

従来通り仕事をすることができないということだ。


他の国も必ずそうかというとそうではないらしい。

他国に赴任してからタイに来た同僚いわく、

自由に出国できないのはタイだけとのこと。


この手続き、非常にストレス。

必要書類をそろえてお金(結構高いのよこれが!)を

払えば30分そこらで完了するのだが、

こちらは仕事があるのでなかなか役所へ行く時間がとれない。


なによりも、だ。

自分の国に帰るのにいちいち手続きをしなければならないというのが、

決まりとはいえ私にはなんだか不満なのである。

(緊急帰国とか、どうしたらいいのよ。ねぇ。)


でもま、今回はシングルエントリー(1回の出国分)ではなく、

マルチプル(一定期間内なら何回でも出国可)をとるので、

しばらくは行かなくでも済むだろうと自分に言い聞かせ、

最も近いパトゥムターニーの役所へ同僚と向かった。


大学からタクシーで走ること15分余り。

だんだんウルルン滞在記じみてくる景色。

チャオプラヤ川沿いにある役所に近づいたその時、

運転手のおじちゃんが車を止めつつおもむろに言った。

「もうこれ以上は行けないよ。」


??

どういうことかとその先の風景を眺めたところ、

目の前に広がっていたのは…


チャオプラヤ川!!
Thaiのおかしら

壮大!母なる川!万歳!!


つーかこれ

増水してるーーー!!!


Thaiのおかしら

役所、浮かんでるーーー!!


ここで諦めたら日本に帰れない。

合法に出国するためなら破傷風すら辞さない覚悟!


ひざ下まである水の中をばしゃばしゃと進んで行き、

途中からはその近所にいるおっちゃん達がつくってくれた道

(なにかを詰めた袋)の上をよたよたと歩いてゆく日本人2人。


Thaiのおかしら
    よたよたよた…(同僚ひーちゃん)


ここでこけたら洒落にならないが、

こいつならやりかねないのではないかとお互いに

ひやひやしながらも、なんとか到着。


Thaiのおかしら
  上から見るとこんなかんじ。


ものの30分程度で無事、Re-Ently完了。

これでなんとか日本に帰る準備も完了。

しかしだ。私たちはまたこの水の上を通らねばならない。



Thaiのおかしら
周辺のお店も沈んでるし。


Thaiのおかしら
あぁ、先に見えるはチャオプラヤ川…。

もはやここもチャオプラヤ川の一部…。


自然の力は恐ろしいなぁ…なんて思って眺めていたら、

せっせと道を作っていたおじちゃん達が、

「おぉい、俺たちも撮ってくれよ~」と。

パシャリ。
Thaiのおかしら
          いぇ~い 


いや、いぇ~いじゃなくてさ。


その後はなんとか陸地にたどり着き、

タクシーを拾って無事に帰還した。

役所行っただけなのに、なんか、


足の裏、ふやふや!
















仕事のこととか、休暇のこととか、

♪い~い~な い~い~な 実家ってい~い~な なこととか、

書きたいことが山ほどあるけれども、

今回はとりいそぎ、表題について。


私が普段昼食に利用するのは、

職場の大学にある学生食堂。

いわゆる学食というものだが、そこは、

学生が食事をとる場所と教職員の場所がはっきりと分かれており、

吹きさらしの食堂で学生達が汗をかきかき食事をしているのを横目に、

クーラーが効いたガラス張りの部屋で

優雅に食事ができる、非常に気のきいた食堂なのだ。

(あぁタイの巷にも溢れるカースト制。教員でよかった。)


食事をするのに使うのは箸ではなく、

ほとんどがスプーンとフォークなのだが、いかんせん、

吹きさらしの場所にある吹きさらしのバットに入った、

「どうぞご自由にお使いください」フォーク・スプーンである。

そのまま使ったらその日の午後には下半身がジャンジャン横町だ。

それをさけるべく使うのが熱湯。

用意された熱湯にそれらを浸し、消毒をする。


しかし今日はなにを思ったか、熱湯にフォーク・スプーンをつっこんで

ご機嫌にしゃばしゃばしてしまったのだ。

当然、熱湯は手にかかり、私は軽くヤケドを負った。

すぐさま冷水を買って冷やしたものの、

相手はいかなる殺菌も殺すほどの熱湯である。

午後のミーティング中には我慢できない程痛くなってきたのだ。


そこで、学科のお手伝いさん的役割のおばちゃんに、

やけどの薬をもらおうと、聞いてみた。

そしたらおばちゃんはおかしなことを言うのだ。

「そんなもの、歯磨き粉をぬっておけば大丈夫さ」と。

歯磨き粉?

いぶかしげな私の顔を見て、「そんなの当たり前じゃない」といった表情のおばちゃん。


それを見かねた先輩が、主夫をしているタイ人の旦那さんに電話して、

「やけどの薬を買ってもってきて」と頼んだところ、彼も、

「歯磨き粉を塗ればいいじゃないか。」と。


こんなに歯磨き粉をレコメンドされたのなら、塗らないわけにいかない。

疑心暗鬼で私はそっと患部に歯磨き粉を塗った。


それから数分後、私の手にへばりついていた

ひりひりとした痛みがまるで魔法のようになくなった。

おそらく、歯磨き粉の研磨作用ではなく、

スースーとした感じが患部を冷やしたのだろう。

今こうしてキーボードを打つ手にも痛みはない。


この、民間療法の効果たるや!!


もちろん手に塗って気持ちのいいものではないし、

べたべたするのでそれには困らされたが

そんなことはどうでもいいことだ。痛みがなくなったのだから。


世界中の国々には、その国独自の文化や習慣や言い伝えがあって、

それと同時に、おばあちゃんのしわ袋…じゃなくて、知恵袋的なものや

民間療法が受け継がれているのだろう。

日本だったら、なんだろう。

ネギをのどにまいたり梅干しを額にはりつけたり…てやつか。


それはきっと本当に効果のあるものとそうでないものがあるのだろうが、

この、ヤケド+歯磨き粉は、前者のそれだ。


みなさまもお試しあれ。

ただ一つ、気をつけてもらいたいのは、

粗塩入りの歯磨き粉をヤケドに塗ったら絶対痛いということ。


気をつけなはれや!


























雨季もそろそろ終わろうとしている、

タイの10月。


職場のデスクに一番近いドアが、

まるでカギがかかっているかのように固く

開かないことがよくある。

一回けどばして体当り、

それでも開かなかったらもう一度。

どうしてこんなことがよくあるのだろうと思っていたところ、

タイ歴の長い先輩が、

「雨季だからね。ドアが湿気を吸って若干大きくなって、

それで開かなくなるんだよ。」と教えてくれた。

ドアも湿気をすうのね。知らなかったよ・・・。


お久しぶりです。

相変わらずののんびり日本語教師も

さすがに学期末はバタバタと、

期末試験作ったり採点したり、成績をつけながら

来期の準備をしたり・・・・

師が走るのが師走ならば間違いなく先月今月は、

先取りの12月だったなぁ、と。


今期持っていたのは1年生1クラスと、3年生2クラス。

クラスによってもちろん違うけれど、総じてまぁ、

楽しく終えることができたのでよかったかなと思う。


私はまだまだ若手の未熟な日本語教師なので、

日本語学習の本当の楽しさなんて伝えることはできないけれど、

少しでも多くの学生の笑顔を授業で見れるように努めたつもり。

だから自分でもやっていてわりと楽しく、

授業中に「あぁやっぱりこの仕事、たまらんなぁ~」と

ニヤついてしまうことが何度かあった。


もちろん反省点は数え切れないほどで、

それを後期に活かすために精進しなくてはと思う。


来期は2年生文法と3年生文法。

私はなぜか成績のあまりよくない学生のクラスを

担当することが日本語学校時代から多く、

相性がよかったり記憶に残るのはそそれらのクラスだったりする。

そして来期のクラスもそれらの担当になったので、

今からなんだか楽しみ。


私の専門(大学で働く日本語教師には研究分野の専門があって、

日本語学、社会言語学や第二言語習得、年少者への日本語教育など、

わりと教師によって幅広い。)は文法で、

文法が好きでたまらない(それはもう変態レベルで)ので、

世間的に嫌われ者の文法をつかって、

楽しいことを授業でいっぱいしていきたいと企んでいる。



さてと、今はゆっくり休んで来月からまたがんばろう。


むにゃむにゃ。