脚のすね辺りがむずむずとして、
まるで虫が這っているような感覚になることが
日本にいるときからたまーにあった。
それは「むずむず脚症候群」(ストレス・レッグス)というようで、
誰でもよくなることなのだそうだ。
だから今までは全く気にとめていなかった。
しかし、タイでとなると話は別である。
なぜなら、むずむずした時はかなりの確立で本当に、
脚の上を虫が這っているからだ。
だから、気のせいだと思っているとえらいことになる。
(この虫の前世は登山家だったのではないかと思う程、)
あっという間に身体の凹凸を乗り越え顔面付近まで奴らは登ってくる。
虫嫌いの私にとっては、最悪の極みとしか言いようがない。
年中暑いということは、そういうことなのだ。
話は変わって先日の土曜日、
仕事でバンコクのキャンパスに行った。
本来、仕事は日本と同じく月~金のみの週休2日制だが、
日本語学科の門戸を広く開けて、
「学科の講師が大学生以外にも日本語を教える」というコースが
毎週土曜日に設けられているのだ。
レベル別に全部で3つのコースが設けられており、
私はコース1(まったくの初級)を担当している。
前の職場を退職して3カ月。
スポーツでも歌でも楽器でも、ブランクがあると下手になるのは
教師の仕事でも同じだと思う。
例外ではなく私も反省点をいくつも残したが、
久しぶりの授業はやっぱり楽しかった。
仕事をしていて楽しいと思える瞬間が多いという点では、
日本語教師は恵まれた仕事だと改めて感じた。
今まで、授業中に教室から見えるのは
港区のビル群やくたびれたサラリーマンが足早に駅へと向かう姿だった。
久しぶりに立った教壇からは、
窓の外に大きく広がるチャオプラヤー川が見えた。
わたしは今タイにいるんだ。
当たり前のことを今更になって感じた、土曜日の暑い暑い午後。
~おまけ~
大学構内の本屋にあったムエタイ選手の本。
お願いだから今すぐ、彼を離してあげてください。(写真左)








