王様の耳はロバの耳 -36ページ目

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


人は誰もが、
何かしら
思考しながら
生きている。

抱えきれずに
保てなくなれば 

直ぐに、自分本位に 
傾いて、
外殻には角が立つ。

目標に向かう
意志とは違う
 
吐き出したい
思い、気持ち
主張なんて

まとまりもなく
主張するだけ
角が立つ。

屁理屈結構。
主張の仕方に
意見の通し方

自分と云う人間の
存在意義を
誰かに認めて貰おうと
自分なりに考えて

自分なりにまとめ
主張して
ダメ出しを
食らいながら

自らの角を
目立たせずに
主張する術が

自らの角が
目立つ主張より
通り易いことに
気付いてゆく。

気付きを得ては
油断して
自ら灯した
この世を見渡す篝火を
自ら絶やして
真っ暗闇。

自分の何が
いけなかったか
思いをたくさん巡らせて

ふりだしから
やり直し。

真っ暗闇を
手探りで
迷走中に
自分が見つけた思いや
気持ちを主張すれば
角が立つ。

出来ていた筈のことが
出来なくなった姿が
ソコに在るだけ。

ソレを眺める他者は
一様に

生老病死の苦を
目の前にしたように
それぞれにまた
それぞれに思考する。

目の前で、
あっぷあっぷと
生き辛そうに
溺れゆく者を前にして

我、堪らず。と
堪え切れない
主張は
うっかり角が立ち易い。

見本、手本に
成るどころか

誤った手法を
見せつけて
生き辛そうに
迷走している者に
さらなる混乱を与え
惑わせる。

角ある主張の
手を取らざるは
賢明に

角を立てずに
進む道を
模索する。

どれだけ
今、生き辛くても
時間をかけて

感を頼りに
自分を頼りに
ゼロ地点に
自分の足で立ち
自らが角を納めて
やり直す。

調えて
調えて
内在するモノを
自ら纏めながら
迷わぬように

手本、見本
基礎に習い
生きてゆく。

手本、見本
基礎に忠実に
生きてゆけることが

どれだけ
生き易いかに
気付けたら

角を立たせる者の
泣きたいような
生き辛さが、
また、心に刺さる。

生涯、人は
時折に、今の状態を
誰かに、
試されているようで

自らが禁を破れば、
たちまち
ゼロ地点まで
真っ逆さまに落ちて
やり直し。

個の存在意義に
我を通すことなんて
意味もなく

角を立てただけで、
存在意義が揺らぎ
自尊心まで
無駄に傷付き溺れてゆく。

自分本位な欲を
体現しようとすれば
直ぐ様、角が立つ。

如何に、油断せず
まとめ、調え
万人に、通せるようにと
調整してゆくうちに
角は立たずに納まって

角が立つ思いも
過去のモノ。

何に救われ
ソコまで自分が、
生きてこれたか
気付く程

わざわざ、
角を立たせる
業の者と

静の殉職者の
有り様の違いに
気付けるように成り

その時々に
何を手本に生きるも
人それぞれ。

人それぞれの
人生のその時々の
有り様が、
 
人の一生のうちに
眼前で、幾度も
繰り返される
生老病死の如くに
感じられ

いつしか
どのような関係性の
生老病死を前にしても
内なる心は凪いだまま

角が立つことも
遠く昔のように感じたり

角を立て
波風立てようとする者に
角をぶつけられても

人の世の縮図を眺め

何かを掴もうとする
業の者に

何かを手放す
静の者との違いを見て

どのような
在り方を今
手本にするかは
人それぞれ。

人それぞれの人生

自分とは違う人生が
同じ世界で
繰り広げられていることに

自分と誰かの
関係性に固執して
角を立ててしまうなんて

なんて拗ねた
迷子の子供のようであるか。

なんて、
可愛らしいことであるか。

生き辛さを味わうことが
ないように。と
祈りながら

角を立てる者を前に
自ずと涼しい風に吹かれ

感化されずに
今、この世に
在れる自分に
気付けるだけで

人の自尊心は満たされ

存在意義すら
己自ら携えて

肩の力を抜いて
自分らしく在れる

自分にとって
生き易い生き方が
身に付いてゆく。

それぞれに
どのような生き方を
手本に生きるかを
無意識に選び

それぞれの生き方に
要るモノと
要らないモノを
迷いながらも選別し

自分らしい有り様で
今、この世に
一人立ち

今の自分の状態を
一人一人がそれぞれに
この世界に見せつけている。