王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


人が他人のことを
馬鹿にしたり
見下りたり

陰口、悪口
見た目を揶揄し
醜い。ブサイク。と
口にする様は

どんなに立派な
家庭に育ち
どんなに立派な
経歴を有していても

誰もが等しく平等に
醜悪な人でなしの様相を
自らこの世に呈している。

そんな己が様を
馬鹿にされ
見下され

陰口、悪口
見た目を揶揄し
醜い。ブサイク。と
口にする者は

とても優しく
態々、そんな業に罪を
自ら犯して

下の下まで降りて来て
肩を並べ
気付きを促す者か、

この世の汚れに
感化され染まり易く
まかれ流される
自己のこの世の言動に
自己責任を担えぬ者か

そのどちらかでしかない。

そんな様を
馬鹿にされ
見下され

陰口、悪口叩かれて
見た目を揶揄され
醜い。ブサイク。と
嗤われて

恥辱、汚辱、屈辱
独り、鬱積、鬱憤
我慢を覚えてしまう者は、

まだ、この世のソコでの
己自身の姿、ありように
一人自己責任持てぬまま

誰かや何かが
自分のことを
良さに気付いてくれることを
この世のソコで欲しては

自らが、今、一人
この世のソコで
何をどのように捉えるモノか
自らが今、何を思うモノか

自ら一人、
務めること敵わずに

他者の思想や考え方を
聴くこと敵わず

自分は、こう思っているんだ。と

他者も己が思想や考え方を
皆に知って貰おうと
しているじゃないか。

だから、自分は
こう思うんだ。と

我思う故に我ありにて
今、己を救い
生かすことも敵わずに

誰かが、こう言ったから…と
自己の言動に無責任なまま

どこまでも
どこまても
待ち人来たらず流されて

この世で誰とも出会えない
無明の虚無の世界を
一人彷徨い続けてしまう。

一期一会の出会いを
その時に
大切に出来ないことを

後から取り返し
出来ると夢見ては
無惨に惨めな
過去に囚われ
今を生きれぬ道を
歩んでしまう者は多い。

己が業に己が罪を
自らが背負うこと敵わずに
どこまても
どこまても
迷ってしまう。

そんなことが
ないように
今を自らが務め選び
生きてゆけるモノで
ありますように。