王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


人は皆、等しく平等に
己が人生で
自らが、選び行う業の
罪に報い罪業を背負う。

誰一人として
抗うことなど
出来はしないのに。

この世のソコに今、
存在している自分が
贖罪背負い
生きていることを
知れぬ者は

自らが
この世で深めた
業に罪を
罪滅ぼしに
何かをすれば
解放される。かのように

この慈悲深く
お優しい 情け深い
人が、他人のために 
作りだした、
世界のルールに
甘えている。

自らの贖罪と知り
今、自ら忍びて
服するように
粛々と独り
務め続けさせて
貰えることを

自らが、どれだけ
積んできたかを

自分の想いも気持ち
立場も都合事情
主義主張を
気付きも知りも
知ろうともしてくれない
他者を前に

競い争い競り合い
張り合うように
自らが、情けのない
義憤まがいの
欺瞞に溺れ

そんな他者と今、
自らが、競い争い
競り合い、張り合い
我慢に犯され

自らに惨めさ
悲惨な苦しみ
報いを与え覚えさせ

独り侘しく寂しく
孤独な心細さ
自らのエゴ、我欲の
業火に包まれて

この世での
自己の言動に
自己責任を担い
自らが贖罪に服するように
今を務め生きれるならば

なんの欲に犯され
灼かれることも
自分とは違って
今、自由に戯れる者も
眩しく尊く愛おしく

とても儚い
無垢で無邪気な
刹那の輝きを

その者等が
どんな罪を業を
自ら深めてゆこうとも

誰もが皆
各々、背負い
続けれるモノをソコに見て
人の強さを信じることが

この世の、ソコでの
己の在り方に依って
敵うようになっている。

憐れみ、同情から
欺瞞に溺れる者がある。

眩しく尊く儚き者が
この先、その背に
背負ってゆく贖罪が

無垢に無邪気に
安易、安置、不用意に
何の悪気もなく

ほんの一瞬
躊躇しながら
赤信号皆で渡れば
怖くはなかろう。と

悪戯よりも
皆と共に何か行う
享楽へと
ただ悪戯に誘われたり

安易、安直、不用意に
自らの自我に欲に
阻まれて

自らが今、
他者とは違う、生き方を
独りソコで務めるような
贖罪に似た行いを

何故にどうして
自分は何もしてないのに

自分は何処に進学したいとか
何かに成りたいなんて
欲に犯されていないのに

何故に、どうして今、
自分ばかりが
他所の子供とは違う
ありようをしなければ
いけないのか?

今、ソコに
自分の想い気持ち
立場、都合、事情
主義主張に気付きも
知ってもくれない

己を虐め苛む
敵や仇を
己自らが見出して
自分のことを
知ってくれていないことに
憤りを覚えて

情けのない
人でなしへと
自らを深く貶める
業に罪を
自ら、この世で犯しては

自らが、自由に
明るく行き来出来る世界を
狭めてしまう者が居る。

プライドまがいの
小さくちんけな
己が弱さに荷担して

自らが意志も
大志も携えることなく
目指す星も見えぬ暗闇に

先人が遺してくれた
この世を渡る
羅針盤に地図をも持たず

ただ、幼く、拙く
未熟で、右も左も
何も分からぬ
 
迷子に、なりながら
無駄に、突っ張り、
強がっては
自らが要らぬ業に罪を
重ねてしまう
幼子のようなありようで

自分の想い気持ちを
立場、都合事情
主義主張を
知ってくれぬ者に対し

情けなくも
憤りをぶつけ
人でなしが如く

自分の想い気持ちを
分かって貰えぬことに憤り
自らが他者の想い気持ちを
その瞬間、汲む努力を
自ら、怠って

己が欲、エゴに
溺れる、人でなし

その瞬間に自らが
他者に身構え、
垣根を作り、
己を囲う砦を作り

己が作り出した要塞の
高い塀、壁を前に
己が殻に閉じ籠る者が

その後の人生で
一体、何を思うのだろうか

人は他者を正すことなど
出来はしない。

他者を救うことも
出来はしない。

自らが、寄り添い
支え救いたいからと
差し出す手を

掴み返さぬ者を前に
自分の想い気持ちを
知ろうともしないで、と

自らが相対する者に
責任転嫁し
この世のソコに
己が敵や仇を見出して
怨み憎み呪ってしまうことを

自らが、自らに
赦してしまえば
そうした者は皆、等しく

自らの力では
うんともすんとも
動かせぬし
越えられぬ壁に
敷居、溝を自らが
生成してしまう。

過去を悔いても意味はない。
今、過去を悔いている者は、
同じ過ちを繰り返す者だ。

なんの反省も
自らが、
犠牲にきたことにした誰かを
自らが己の犠牲者にしたまま
今、この世に在るのだろう。

今、自らの
想いも、気持ちも
立場も、都合事情に
主義主張にも

添うことない者に
対峙して

今、ソコで
貴方はいったい
何を想う者だろうか。

この世での
自らの業の一切に
自己責任担い
今、贖罪背負い
今、服し忍び
独り生きれることを
善しとせず

何故に自分ばかりが
誰に、何に、
寄り添われることもなく
支え助けられることもなく
自らが報い背負い

今、市中引き回しの刑に
処されているような
恥辱、汚辱、屈辱を与えられ

張り付け獄門の刑に
処され十字架背負い
自らが張り付けにされ
晒され灼かれるその地まで
独り、歩かされてしまうのか。

ソコから逃げ出したくて
そんな刑を免れたくて
この世のソコで
他者と競い争い競り合い
張り合い

他者の足を引っ張って
己が想い気持ち
立場、都合事情
主義主張を訴え誇示し

この世のソコに
そんな自分に情けをかけて
支え寄り添い
罪を肩代わりし
代わり背負ってくれる者を

求め欲する真似をして

自分のし易いことばかりを
自分に出来ると声を上げ
助けてくれたら
自分の出来ることで
それで恩を返すから、
こうするから、
ああするから、と
 
この世のソコで
叫ぶ者は

自らが、人の弱さに漬け込み
あさましく、欲部い
己が如き存在を

どんどんこの世に
増やすような真似を
己にさせていることにも
気付くことがなく

その性根の歪みを 
指摘されては
身構えて
  
敵や仇をソコに
自ら創造し
独りこの世のソコで
自分とは違う存在に憤る  

情けのない
人とは思えぬ本性を
己自ら晒しては

自業自得、因果応報 
己が敵は己だけ。
情けは人のためならず

先人が遺してくれた
指針、羅針盤
この世を渡る地図に術

この世に遺した先人の
ソコで抱えていただろう
想い気持ち
立場、都合事情
主義主張
心馳せて寄り添うこともなく
 
今、この世のソコで
自分ばかりが
辛く、苦しく、酷い
仕打ちを受けているかのように
振る舞っては
 
今、己自らが
自らのその人生を
悲劇へと脚色し
変えてゆく真似して

シェークスピアの悲劇の
主人公が吐く台詞を 
自らに振り当ててしまう。

まるで
踊り止めれぬ報いを受けた
少女のように

誰が差し出す手も届かずに
眉根を寄せて
泣きそうな顔をしながら
焦れ地団駄踏むように
自ら独り遠くへ遠ざかる。

貴方のその人生に於いて
貴方が再び
対面することに 
力む相手が
増えてゆくのは

とても残念
貴方にとっても
とても無念なことだろう。

貴方が貴方の
弱さに荷担せず

この今生の何処かで
いつか貴方が

貴方のエゴが呪縛から
解放されて

この世の
自由を知って
大泣きするだろう
歓喜の日が
訪れることを

白い鳩をソッと
この世に放つように
願い見送る者が

貴方を求める者よりも
もっと
たくさんいる。

我欲に弱さに
呑まれずに
人として、
この瞬間を生きれること、

人として
生きた者しか
知れることが敵わない
至宝を掴むための

この世の渡り方
羅針盤は
既にこの世に在るからね。

後は自分が
ソコから
どう生きるかなんだよ。