命より大切なモノを私は教えて貰わなかった。それを学校では教えてくれないし、親からもその様な話しをされた覚えがなく、勿論テレビや新聞、雑誌の類いがそんな事をする訳がない。


 私はYouTubeを見るのが好きで色んな動画を見る。足ツボマッサージを有名人が受けている動画や歩き方や走り方の指導をするものや旅系動画も好きで見ている。政治や経済にも興味がある。歴史においての動画も沢山見て来た。猫や犬が登場する動画は特に好きで癒されている。本当に私の知らない事を発信してくれている動画には感謝している。


 日本人の平均勉強時間は6分だそうです。日本人は全く勉強しない人がほとんどで、仕事を終えて勉強する時間をとっている人はかなりの少数派だという事です。そして、勉強している人たちでもその勉強内容はビジネス系や自己啓発系ばかりじゃないだろうか。日本の歴史を学び直したり、日本語について深く理解しようという人は稀ではないでしょうか?


 この国日本に生まれて自国の事についてほとんど知らない国民が私たち日本人です。この国がどういう経緯で生まれ、今に続いているのかその実相を知る事は大切な事です。教科書で教えるのは歴史ではありません。一応、日本史とか世界史と呼ばれてはいますが、それは社会科に過ぎません。本当の歴史とはその当時の人々の思想や生き様が想像できてこそ歴史を学んだと言えるのです。過去に起きた出来事の年代を覚えてもそこに出てくる歴史上の人物名を覚えた所で自分の人生に活かす事は出来ません。


 過去の先人たちの生き様から学ぶ事は重要な事と思いますが、先人が守り残したモノそれが日本という国です。日本人は国家観を持っていない人が多い。私も国家観なんて言葉すら知らない人だったし、国家観を持つためには日本の歴史を知らない事には持ちようがありません。私は学校教育で覚えた事と比較する様に本やYouTube動画で学び直している。比較できるものも有れば全く知らない史実も沢山あって驚いてる。学校で習った事は実はこういう事だったのかと思ったり、なぜ学校ではこれについて教えてくれないのだろうと思ったり。そこには色んな意図、思わくが有った事も知った。


 歴史を学ぶと過去の日本人は本当に素晴らしかった事が分かる。それに引き換え今の日本人はどうだろうか? お世辞にも褒められたものではないね。テレビ等で日本や日本人の素晴らしい所を取り上げているものがあるが、それは先人が残してくれた日本が素晴らしいのであって、今の私たちはそこに乗っかっているだけに過ぎない。財布を落としたらかなりの確率で持ち主に返って来る事はそれが当たり前常識になっているからで、本当に他人を心配して行動している人はどれくらいなんだろうかね。皆んながしているから私も的な人が多いだろう。


 日本人は日本について、自分たち日本国民について深く考える必要がある。それもせずにただ生きているから、日本がドンドン衰退するのだよ。歴史に詳しい保守派論者の説教みたいな事はしたくないが、つい愚痴になる。私は私の知っている範囲で日本人を全うすれば良いだけなのだが。先人たちは毎日を命をかけて生きていた様に私は思う。何事をするにも自分の命を懸けるくらいの勢いで生きていたのではないか。侍や特攻だけでなく、江戸時代の町人や平安時代の貴族も縄文人もその瞬間を精一杯に生きていたと思う。


 命をかけたら出来ない事は無いと言う人がいるが、何事も命を懸けるくらいの勢いでやるものだと思う。仕事もそうだし、趣味や家事もそうだと思う。言い換えると何事も真剣にやる中途半端な事はしないという事です。そんな人はいつも目が輝いているね。それは今を生きているという事だろう。そこには命より大切な何かがある。生き方であったり、思想であったり、人の感情や気持ち、そういったモノが命より大切で、命をかけて貫くものだと私は思う。