そんな人はめったにいないんだけど。御年配の上品な老婦人に対して、女性として魅力的だなって思うことがある。
若いころはきれいだったんだろうなっていうのと、年をとっても身だしなみに気を遣っているのと、表情が優しくて、言葉遣いがきれいなのと、自己主張が少なくて控えめな感じで、相手を立てて、人に対して嫌なことを言わないのと。
なんか年下のかわいい女の子と接しているような気持ちになる。
守ってあげたくなってしまう。
(よくよく考えてみたら、自分の方が年下だったり、自分の方が立場が弱かったりするのに…。)
たぶん、そんな人って、ずっと一番年下で、控えめでいた方がいいようなポジションが長かった人なんだろうなあ…。
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性格の違いもあるんだろうな、やっぱり。
年齢が同じぐらいで、よく考えてみたら黙っている時は美人度はそんなに変わらなくても、自分よりなにかと上にいく(いこうとする)ような感じがして、強そうで、性格がきつい人に対しては、守ってあげようっていう気持ちに全くならないから。
逆に、なにかと反発したり、否定したりする気持ちの方が出てきてしまうという。
(私も性格がきついところがある方だけれど…。)
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それから。こっちのコンディションの問題もあって。
こちら側に余裕が無い時って、なんかいらいらしている時って、どんなに美人で性格がいい人でも、たぶん優しければ優しいほど、甘えから、悪く取ってしまうことがあったり。逆に、依存してしまったりするから。そんな自分が嫌だったりすることもあったし。
こっちがいらいらしている時は、性格がきつい人だったら、依存したり甘えたりすることがなくなるから。ちゃんと距離をもって接することができるから、いいなっていう場合もあったし。
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中高年になると強くなったりずうずうしくなってくるのって、立場的なものもあるのかも。
控えめだと、どんどんその人が属する集団の影響力が、優秀でも無くなってきちゃうこともあるし。(だから、女性が多数派になった職業って権力が弱体化してしまうらしい。)
だから、トップレベルの優秀な人が常に遠慮がちなのは、あまりよくない場合もあるみたい。
ちゃんと権利を取った方がいい場合もあるから。
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自分の身近にいた人たちを観察した結果。
美人でも、待つタイプの美人と狩りにいくタイプの美人と二種類あるように思う。
待つタイプの美人っていうのは、ほかの人がきれいな人がいた場合、あの人きれいだからって認めることも多いみたい。絶対的な美意識の方が強かったりする。どっちの方が上っていうのよりも。
自分が好きになった人とつきあったり結婚したんじゃなくて、ほれられて結婚したパターン。
(まあ最終的には結婚したわけだから、総合的に見て納得できるレベルではあったんだろうけれど。
外で会っていた独身のころはそれなりにかっこよかったのに、結婚してからだらしないことが判明したっていうケースも。
あと、実は最初は女性が知らないうちに二股かけられていて、知らないうちに選ばれていたというケースもある。私はそういうことをする人は人間的に信用できないから、結婚後に苦労するのは目に見えているから、そんな人からは選ばれたくもないけれど。)
美女と野獣カップルに多い気がする。
(あと、ほかの人のことだったらそんなに過敏に反応しないけれど、自分のパートナー、御主人や彼氏や好きな人の心がほかの人に移りそうな時だけは、強い反発心が出るみたい。)
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自分から好きになった人を狩りにいくタイプの美人っていうのは、ほかの女性がちょっとでもきれいだねとかほめられたりするとすぐに反発するような気もする。そのことに関しては、なんでもだめみたい。たぶん、競争率の高いハンサムをめぐって美人同士の厳しい競争社会の中で生きてきた人なんだろうな……。