古い白黒の写真を見ると、ここの家もこんな和やかで明るい、こんな時もあったんだなあ、こういう雰囲気の時もあったんだなあって思う。
みんな笑っている写真とか。
たぶん、大正時代の写真で、畑で鉢巻して野良着で鍬を持ってニカッて笑っている10代後半ぐらいの少年の写真とか。
ちなみに祖父の兄弟って、若いころの写真を見るとかっこいい人とかきれいな人も多くて。
写真館で撮ったっぽい、着物姿の若い女性とか、海軍の制服を着ている好青年とか見ると、かっこいいなって思う。
普通にさわやか好青年。
着物姿の女性は、祖父のお姉さんで、父は子供のころに会ったことあるけど、写真とはイメージが違ったらしい。学校の先生で、理知的な人だったらしい。写真は、若いころの写真だから、学生時代の写真だったのかもしれない。