「精密検査を受けてください」
2016年8月13日に妻が人間ドックを受診した結果だった。
胸にシコリが出来たのが人間ドックを受診するきっかけとなったのだが、よく言われる"ビー玉"のようなシコリではなく左胸上部が全体的に硬くなっている状態で痛みを伴っていたため、妻と二人で勝手に「乳腺症」と決めつけ、比較的楽観視して人間ドックに臨んだのだった。
そのため、精密検査「要」の受診結果は青天の霹靂で、個人的に強くショックを受けたのを覚えている。
一方の妻はというと…
ケロッとした表情で「まぁ、大丈夫でしょう!」と一言。
僕を心配させまいと無理に明るく振舞っているのかとも思ったが、妻の次の一言で理由が分かった。
「時間みて再検査の予約しておくね」
妻は"精密検査=再検査"と認識したのだ。
その時、再検査(念のための同じ検査)と精密検査(疑わしい患部に対して治療有無を確認するための検査)の違いを説明することができなかった…
妻のことを想ってそうしたのではなく、あまりにもショックが大きくて何も言葉が出てこなかったのが本音だった。