「乳腺症っぽいけど、特定できないからまた4月頃に検診しましょう」
それが精密検査を受けた妻から受けた報告だった。
なんとなく妻の表情は安堵に満ち溢れていたように思えたが、僕の内心は不安でいっぱいだった。
医師が今回の結論に至ったポイントを整理すると
・乳癌と特定するには今回の検査結果では不十分
・乳癌の場合、ほとんどが痛みを伴わない
・2~3ヵ月前まで授乳していた
こんな感じで経過観測という結論になったようだ。
妻のように痛みを伴う場合は、大半が乳腺症の疑いがあるらしいのだが、それにしては左乳房の上が全体的に硬く、触ってみても明らかに"何じゃこれ!?"ってレベルの素人でも驚くくらいの状態なのである。
ただ、今はこれ以上妻に、精神的にも肉体的(検査自体かなり負担がかかるみたい)にも負担をかけさせたくなかったので、「じゃあ、ちょっと様子見だね~」として淡々とこの話を終わらせた。
...が、
僕自身はこの診断結果に全く納得できていなかったため、この日からネットサーフィンをしまくり"乳癌"に対する知見を自分なりに蓄えることにしたのだ。
僕の自論はこうだ。
「こんなに硬いおっぱいはどう考えても異常だろ!!」
この日を境に"妻の胸を守る"という想いから"妻の命を守る"という気概で、これからどうすれば良いかを悩みに悩みまくったことを覚えている。
おそらく人生で2番目くらいに悩んだだろう...