ある入所施設の管理者の愚痴、
新規入所者が統合失調症で幻聴の症状があるため、通院が必要と判断、
診療情報提供書が必要なので、前の入所施設に、以前の通院先を訊いたところ、
「個人情報保護」を理由に断られた・・・、というもの。
精神科でなくても医療機関では、
患者がどんな治療や処方をを受け、治療経過をたどってきたかを知るため、
診療情報提供書の提供を以前の医療機関に求めることは当たり前のこと。
しかし、本人が自分で要求できない、あるいは受け取りに行けない場合、
代理人がそれを行わなければなりませんが、簡単ではありません。
なぜなら、そこには「個人情報保護」の壁が立ちふさがるからです。
今回のケースは、通院していた医療機関名を訊いただけのこと、
診療情報を出すか出さないかを判断するのは、あくまでも医療機関。
そこまで「厳格」になる必要があるか、私もちょっと疑問です。
それより、元の利用者が速やかに医療を受けられるほうが大事なはず。
なんでもルール、ルールで縛られるようになった世の中、
「目的と手段」ということを考え、対応する必要があるのではと思います。
