厚生労働省が「ようやく」、障害者グループホームについて、
管理者に資格要件を設け、職員には研修を義務付ける方針をきめたそうな。
「利益優先の事業者による不適切なサービスが多く見られるため」、
というのが理由らしいですが、「いまさら」というのが、私の正直な感想。
津市でも「利益優先で不適切なサービス」事業者、たくさん見ました!
なかでも「S」という施設の悪質さは、市内福祉関係者なら皆知るところ。
利用者を部屋に閉じ込め服薬管理もしない。無資格者に胃ろうをさせる・・・。
しかし、新設される資格要件と言っても、「実務経験が3年以上」というだけ、
そして福祉系の資格らしく、講習を受けるだけで、試験があるはずもなし。
問題の本質のひとつは「人手不足」。
「優良な人材」など望むべくもなく、「普通の人」すら就職しない業界。
3年も勤務すれば「大ベテラン」と言っても過言ではありません。
そしてもうひとつは、利益優先の異業種参入。
グループホームの経営は、ある意味で不動産業。土地を買い(借り)、
建物を建てるには資本が必要。そこに福祉と無関係な異業種が参入する隙が。
人材不足への対応が最優先ですが、
福祉に実績のない異業種からの参入を禁止し、低金利の融資を実施することで、
優良な福祉事業者が経営し易くするなど、具体的な政策が必要だと思います。
講習だけを受ければ取得できる資格を創っても、サービスの質は向上しません。
