精神科病院に通院同行するため、利用者宅を訪問しました。

でも、本人は「今日は行けない」のひと言で断固拒否・・・。

「どうして行きたくないかな?」と尋ねても、全く無言。

 

傍では母親が心配そうにしています。

「わざわざ来てくれてるんやから、病院行かなあかん」。

お母さん、気持ちは分かりますが、ちょっと黙っていて下さい・・・。

 

そこで、話を通院から全く関係ないものに変えました。

この利用者は、幸いにして中学校が私の後輩にあたります。

話題を中学校時代の部活に。

 

「へぇ、野球部やったんや」

「うん、レギュラーやなかったんで、背番号は13か15やったな」

だんだん返事を返してくれるようになりました。

 

そして、色々な話題で会話ができるようになった頃合いを見て、

「薬飲まないと不穏になるやろ?通院して薬貰ったほうがよくない?」

うなずく本人。

 

「今日は行きたくないんやね、いいよ。でも、いつやったら行けるかな?」

「来週の月曜日やったら・・・」

「じゃあ、そうしよう、私も予定入れとくからね!」

 

この間に要した時間、約1時間・・・。

ひたすら恐縮する母親に仕方ないですよと言い、次の訪問先に向かいました。