職場が契約しているのは、28歳になる精神障害のある方です。
この方は、祖父母と妹(障がいあり)と4人暮らしで、父母はいません。
祖父に物忘れや若干の奇行が目立ってきたため、脳神経外科を受診し、
脳のMRIを撮ったところ、アルツハイマー型認知症と診断されました。
家族全員がかなり混乱しており、どうしたらよいかという相談が私宛に。
土曜日でしたが自宅を訪問し、地域包括支援センターに早急に連絡を入れて、
まずは介護認定を受けることを勧めました。
しかし福祉制度を利用しても、家族の「不安や問題」すべての解消はムリです。
いや、むしろ解消されないことに、目を向けなければならないと思います。
職場の「理屈」では、対象となるのは、あくまでも契約者本人。
なので、家族全体が抱えることは、職務の対象外・・・、
しかし、不安や問題に対処しないと、精神状態も安定しないと私は思います。
職場では、職務外のことに関わることは、「ボランティア」で禁止されています。
理由は分りますが、でもそんなルールを守る私ではありません!
「踊る大捜査線」の青島刑事曰く、「ルールは破るためにある」(笑)。
なので、土曜日は「ボランティア」ではなく、「友人」として訪問しました。
