私の担当するKさんは、発達障害と知的障害がある方。

彼の特技は、楽譜無しでピアノの演奏ができること。

でも普段の彼は、些細なことで落ち込み、リストカットをすることも・・・。

 

以前から彼の特技を活かし、やりがいと自信をつけられないか考えていました。

そんな折、入所施設から、ピアノの演奏をしないかという相談がありました。

 

演奏する曲を聴衆の年齢に合わせて選び、ドキドキハラハラで迎えた当日、

人前で演奏するのは初めてなので、Kさん自身もいつもと違い緊張気味。

 

でも、多くの入所者が集まってくれ、身体障害で車椅子の方が多いなかで、

鈴を振って応援をしてくれたり、1曲ごとにたくさんの拍手をいただきました。

全7曲、約40分の演奏が終了した際には、アンコール!の掛け声も。

 

すべてを弾き終えた後、Kさんのこれまで見せたことのない満足げな顔。

演奏する側と聴く側、音楽を通じて障がい者同士の気持ちがひとつになり、

「とても暖かい気持ちになれた」というのが、Kさんの感想。

 

ぜひまた別の施設でもやろうね、Kさんと約束しました。

私は、マネージャーとして、渉外業務を担うことになります。本業が・・・。