昨日、職場の桜の花の下を車を運転しながら通り、この曲を思い出し、
3.11の当時のこと、福島の人びとのことを思い、涙で視線がぼやけました。
その曲は普天間かおりさんの「桜の舞う町で」。
普天間かをりさんは、3.11の当日、ラジオ福島に出演中に被災。
それ以降、ずっと福島の被災者に寄り添ってきました。
私の元の職場は、福島県富岡町の庁舎の設計しました。
原発事故の影響で富岡町は、長く立ち入り禁止杭域でした。
その禁止を解除するにあたり、庁舎の使用が可能か調査依頼がきました。
しかしまだ調査時は、立ち入り禁止区域、季節は4月上旬。
富岡庁舎に近いJR夜ノ森駅から、2.2kmにわたり桜並木が植えられています。
防護服を着て現地調査に行った所員から、後日報告を聞きました。
例年であれば、桜見物の人で溢れ返っている桜並木に誰もいない。
桜の花だけが、ひたすら咲き誇っている・・・
その静寂さに異様を感じ、何とも言えない感情を抱いたと言います。
この曲は、原発事故の影響で離れ離れになった福島の人々の気持ち、
そして、故郷を思う気持ちが込められています。
「愛する福島、すっとこの胸に・・・」
