先週、今週と神経内科のカンファレンスで三重病院に通いました、

パーキンソン病、ALSや筋ジストロフィー・・・、

仕事柄、精神科はまだ理解できますが、神経内科は難しいですね。

 

そんな折、面白い本を読みました。

タイトルは『ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀』

著者の小長谷正明(こながや まさあき)先生は、

鈴鹿病院の元院長で、現在は名誉院長を務め、文筆家でもあります。

 

ニュース映画に登場するアドルフ=ヒトラーの画像に、 

猫背、小さな歩幅、振戦(震るえ)など、パーキンソン病の症状があり、

ヒトラーが重篤な病状だったと推察します。

 

※補足ですが、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』という映画では、

 その当時のヒトラーの様子が忠実に描かれていて、合わせて観ると面白い。

 (Amazon prime videoで観ることができます)

 

この著書では、このように普段あまり馴染みのない神経系の疾患

歴史上の人物のエピソードを通じて、学ぶことができます。

 

堅苦しい内容ではありませんので、興味があれば読んでみて下さい。