各種資格は、業務独占資格名称独占資格に分類されます。

(設置義務資格、というものもありますが、それは別にして)

 

業務独占資格は、その資格を持たないと当該業務に従事できない資格。

医師、(1級、2級)建築士、税理士、公認会計士など)

つまり、「センセイ」と呼ばれる資格が多いわけです。

 

それに対して名称独占資格は、

当該資格を取得した場合、その名称を名乗ることができる資格です。

 

私の元の職場は、一級建築士を持っていないと、

「確認申請」という官庁に提出書類にハンコが押せないため、

大学(院)を卒業して数年のうちに、資格を持つことがMUSTでした。

 

福祉系の資格は、ほぼ全部が名称独占資格です。

試験など無く(あっても簡単)、講習だけで取得できる資格がほとんど。

ただ、受講するために実務の経験年数が必要な場合もあります。

つまり、「叩き上げ」の世界なのですね。

 

福祉系の名称独占資格って、私はほぼ不要だと思います。

運営する組織の天下り役人を飼っているだけ、これは言い過ぎ?

 

福祉系にも、しっかり大学で学んで、難易度の高い試験があって、

資格がないと業務に従事できない資格のひとつくらいあってもいいかなと。

そうしないと、業界の地位向上につながっていかないですね。