火曜日の朝ですが、画像無しのちょっと真面目な話をします。
先週、ある障害者の家族(母)からの電話を受けました。
「障害のある子に、自らが言葉の虐待をしているのではないか」。
自宅に伺い話を聞いてみると、
障害(ダウン症)の子が同じ内容の話を一方的に繰り返し、会話が成立しない。
その言葉を聞いていることが苦痛になり、
「いいかげんにして!」などの感情をぶつけてしまう。
そして、そんな言葉しか出てこない自らを情けなく思えてしまう・・・。
もちろん、障害者本人に悪気がるわけではなく、
そのことは、母も理屈では理解しているけど、感情がついていかない。
いまこの家族に必要なのは「家族支援」なのです。
短期入所などの制度利用と併せて、家族の気持ちを受け止める役割。
極端なところ、話を聞くだけでもよいのです。
後で調べましたが、そうした役割を担う機関って無いのですね。
こういう時、福祉系大学の教科書では、「家族会の活用」と出てきます。
でも、現実はそんなもんじゃありません。
この家族も「家族会」のことは知っており、以前は加入していましたが、
すでに三重県では、会は消滅状態・・・。
カウンセリングを受けたら、という意見もありそうですが、
私自身カウンセラーの端くれながら、カウンセリングを信用していません。
「自称」カウンセラーは山ほどいても、まともに仕事出来るのはごく少数。
ダメなカウンセラーにあたったら、それこそ逆効果ですから。
さてどうしたものやら・・・。
今週、私はこの問題を抱えながら、悪戦苦闘することになります。