私はいまの一身田中学校の校舎が竣工した年に入学しました。
まだ体育館やプールもなく、雨の日の体育の授業は、職員室下のピロティで。
でこぼこのテニスコートには、自分たちで砂を入れて整地しました。
3年生の時、担任だったのが転任してきたばかりの太田秀弘先生。
体育が専門教科でしたが、私たちのクラスだけは社会科も担当されていました。
当時の社会科は、3年生は「公民」を学びましたが、
太田先生はまず、クラス全員に「日本国憲法」前文を暗記させることから、
授業をスタートさせました。
そして極めつけは、
自衛隊は合憲か違憲かを生徒たちにディスカションさせました。
私は自衛隊は違憲の立場に立ちましたが、この考えは今も変わっていません。
でも当時の学校教育って自由だったのですね。
教諭ひとりひとりに、教育の裁量が任されていた・・・。
それは先日もTverで「3年B組金八先生」を観た時も感じました。
いまのがんじがらめの管理教育でなく、
自由な教育を受けることができてよかったと思います。
そんな影響か、私は大学もリベラルな校風の学校を選択しました。