はじめに言っておきますが、
無いことが悪いのではなく、単に無いというだけのことです。
津市にUターンして食べることのできないものの一番は、蕎麦です。
私の求める蕎麦屋は、
冷酒で板わさ、だし巻き卵、鴨肉をちょいとつまみ、
最後に、もり蕎麦いち枚で、きりっと締めることのできる店。
こんな「粋な文化」は、津市では望むべくもありません。
ロードサイドのチェーン店で、
うどんと間違うような麺と干乾びたかき揚げを出す店はありますが、
あれは蕎麦屋とは言いません、蕎麦に対する「冒涜」です。
唯一許せるレベルなのが、河芸の23号線沿いの「ゆで太郎」。
もちろん望む蕎麦屋ではありませんが、
蕎麦の激戦地、東京で試され済みの一定のレベルを提供しています。