私の職場では、産業医を歴代、東京女子医大のドクターに委託している。
年齢が上がり持病を持つようになると、同病院への通院が多くなる。
「待合室で取締役会ができる」という笑える冗談まであった。
そういう私も、十数年前に顔面神経麻痺を発症して以来「常連」となった。
顔面神経麻痺というのは、変わった病気だ。
原因もはっきりしていないし、どこかが痛むわけでもない、
朝起きて洗面をしている際に、カオの右半面が動かないことに気づいた。
慌てて産業医のN教授に連絡をし、受診の手続をしていただいた。
ステロイド剤の投与のために、その場であっけなく入院が決まり、
併せて身体中の検査が行われた。
高血圧、高脂血症・・・、ま、年齢的にそれなりにありますわな。
それ以来、ほぼ隔月で東京女子医大病院にお世話になっている。
大病院の良い点は、採血した結果がその場で判明すること。
銀行の窓口のように、一列で採血する姿は壮観だ。
問題点は融通が利かないこと。診療科が違うとたらい回しになる。
昨日が東京女子医大病院での最後の診察日。
三重県のクリニックへ持参する「紹介状」をいただき、病院を後にした。
産業医のN教授、後を継いだS助教授、そして何より主治医のK先生・・・
長い間ありがとうございました!